カイルアン (ケロアン)Kairouan
概要
チュニスから南へおよそ160kmの内陸部にある町。
マグレブのイスラム教の聖地。
町の歴史は7世紀後半にアラブの将軍によって、当時は森の中であったこの地に駐屯地が立てられたことに始まる。イスラム帝国の北アフリカ支配の根拠地となる。
800年には、アッバース朝から独立を認められたイブラヒム1世がアグラブ朝を創設し、この町の郊外にあたる場所を首都に選定した。町は急速に発展し、チュニジアの中心都市として繁栄したが、11世紀中頃にエジプトのファーティマ朝の画策により、ベドウィンが侵攻して街は破壊された。
町の中心に城壁に囲まれた旧市街が位置している。
北端にあるグランド・モスクは7世紀の創建で、北アフリカ最古のモスク。9世紀にアグラブ朝によって再建されている。
歴史あるモスクが存在する旧市街は、1988年に世界遺産に登録されている。kj
見どころ
大モスク
シディ・サハブ霊廟