国の概要

国名・国コード

国名

チュニジア共和国 Republic of Tunisia

漢字表記:突尼斯

国コード

ISO=TN/TUN/788
NET=.tn,
IOC=TUN
IATA:TN


プロフィル

北アフリカの国群を総称する 「マグレブ」と呼ばれる地域のひとつで、北は地中海、
南西はサハラ砂漠があり南端は隣国リビア、アルジェリアとに囲まれている。

フランスの植民地であったため、イスラム圏でありながら、生活に西欧の香りが漂っている。 かつては地中海最大の帝国カルタゴの遺跡群が残っており、この国最大の観光ポイントとなっている。
ほかにもローマ遺跡が多く存在し、多くの遺跡が世界遺産に指定されている。

温暖な気候から地中海に面した沿岸はリゾートとしてヨーロッパの人に人気がある。
一方、中部トズール、ドゥーズ、マトマタ、タタゥインは映画のロケ地になることが多いところとなっている。
「スターウォーズ」では、タタウィン近郊のクサール・ハッダダが、「イングリッシュ・ペイシェント」ではミデスが舞台となっている。

ベルベル人も住んでいたマトマタでの穴居住居、タタウィンでのクサール群は今も一部がそのまま使われており、ホテルとして活用されているところもある。
南部はサハラ砂漠の砂丘群がつづき、4駆車で道なき道を進むツアーも人気だ。。

イスラム教の国でありながら、イスラムの戒律は緩やかで、ラマダン中以外はアルコールにも不自由しない。
町を行き交う女性もスカーフをかぶらず西洋的な服装をしている人が多い。
しかし、モスクの中はイスラム教徒でなければ入ることはできない。

2011年、失業していた若者の抗議の焼身自殺をきっかけに「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が起き、23年続いた独裁政権への抗議運動が拡大し政権が崩壊した。これを「ジャスミン革命」と呼ばれるようになった.
その後、民主化プロセスが進められ、自由な投票を通じて国民が大統領を選ぶ大統領選挙が行われるようになった。
同時期、「アラブの春」が起きたエジプト、リビア、シリアなどが安定しないまま現在に至っているが、チュニジアでは国が安定へと向かっている。
「アラブの春」の唯一の成功例」とも言われてきた。
しかし、最近では、一向に暮らしが安定しない若者が、イスラム過激派の活動に引き込まれていくようになり、「イスラム国」に多くの若者が加わっているとも指摘されている。



国のシンボル

国 旗
赤地に中央に白丸の中にイスラム教国の国旗に多く用いられる三日月と星をあしらったもの。
歴史的に関りの深いトルコ国旗の赤と白の旗をモチーフに作られている。
チュニジア国旗

国 花
アカシア

国歌

祖国の防衛者


国 土

南半分はサハラ砂漠、北部と東部は地中海に面して温暖.
地中海に面する1300kmの海岸線
北部と東部は地中海に面している。
北西部はアトラス山脈から続く山地で、ここからメジェルダ川が流れ出し、北東部に肥沃な平野を作りだしている。
南部はサハラ砂漠の一部である。中央部にジャリード、ラルサなどの塩湖がある。

面 積

16万4,154k㎡  日本の約2/5


政治形態

政 体

大統領と多数議会による共和制

独立年月日

1956年3月20日、フランスより独立

国連加盟

1956年11月12日

元 首

(大統領)
ベジ・カイドセブシ(2014年12月就任)

首相 ハビブ・シド

首 都

チュニス Tunis,(人口約200万人)

地方行政

24のウィラヤ(県)に分かれている


国民

人 口

1,017.50万人(2006年)

民 族

アラブ人98%,
ベルベル人95%以上はアラブ人とベルベル人。
混血が進み、民族的にはほとんどわけられない。
少数のヨーロッパ、ユダヤ人等。

言 語

アラビア語(公用語)
フランス語がよく通じる。
ツーリスティツクゾーンでは、英語、イタリア語、ドイツ語も通じる。

宗 教

イスラム教98%,キリスト教1%,ユダヤ教1%,イスラム教(スンニー派)98%、そのほかユダヤ教、キリスト教(カトリック)、ギリシア正教。



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