ビゼルト Bizerte

概要

チュニスから北へ約70km。チュニジア最北端のブラン岬の南方に位置する港湾都市。

背後にあるビゼルト湖と地中海はカルタゴ時代に造られた運河で結ばれていて、街はその運河沿いに開けている。

ビゼルトはチュニジアで最も早い時期からできた町のひとつで、紀元前1000年頃にフェニキア人が町を建設している。

時代によって支配者は移り変わったが、ビゼルトは貿易港、軍港として重要な役割を演じてきた。

フランス植民地時代においてもフランスの軍港が築かれていた。そして1961年のチュニジア独立後も、フランスは軍事的な重要性からビゼルトを手放さなかった。1961年にチュニジア軍と交戦になって、多数の犠牲者を出した。その末に1963年にようやくビゼルトはチュニジアに返還されている。kj

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