パナマの国立公園・保護区
国立公園
パナマ全国土の30%以上は、15もの国立公園として保護されている。
この国立公園のうち3つはユネスコ世界遺産として世界中で知られており、また他にも12の保護林、10の野生生物保護区として指定されている。
◆ラ・アミスタット国立公園(国際公園)(PILA)La Amistad International Park:チリキハイランド地域(407,000 ha.)
コスタリカとパナマの公園管理局によって共同管理されている。
バル-火山のふもとにあり、中米の中でも標高の高いエリアの、最も古い手付かずの熱帯原生林のひとつが保護されている。中央アメリカで最も生態系の多様性が存在する地域の一つで、400種以上の鳥と100種の哺乳類が生息しています。特に1500メートル以上の高地にしかいない鳥が住んでいる。
カザリキヌバネドリ(通称ケツアル)をはじめ、この地域の固有種であるハチドリ、ヒゲドリ、レンジャクモドキ、シトド、カマドドリやオオホオカンチョウ、クロシヤクケイ、キパシヒトリッグミ、キンビタイオタテドリ、キンノドカケス、キミドリイカル、シマカザリドリモドキ、クビワアメリカムシクイ、クロキモモシトド、オナガレンジャクモドキ、クロボウシヤブシトドなども観察のチャンスがある。巣造りの時期(1月~5月)には観察しやすい。
園内には、巨大なヤマネコや、ジャガーなども生息している。
高原地帯でもあるので花も豊富だ。「ドラキュラ・トウペアナ」と呼ばれる蘭をはじめ、1200種以上のランや植物が生息している。
◆ダリエン国立公園 Darien National Park(576,000 ha.)
1981年世界遺産に指定。
この公園は、世界でも有数の生物保護地域となっている。その豊かな手付かずの熱帯雨林の原生林は、コロンビアと国境を接する地帯にあり、コロンビア側はロス・カティオス国立公園となっている。
ダリエンは国境沿いに、120万エーカー(約5,000k㎡)の広さとなっている。ここでは、ハーピーイーグルを含む、300種類以上の鳥類がおり、また、4種類のコンゴウインコや、虹色のくちばしで有名な「ピコ・イリス」というオオハシ(現地名:トウカン)もいる。ヤマネコは、この公園に生息する5種類の猫科の動物の一つである。
◆チャグレス国立公園Chagres National Park (135,000 ha.)
エンペラ族の村がある。
モーターボートでチャグレス川を上流へ遡り、熱帯雨林の自然の中に入る。
◆ソベラニア国立公園 Soberania National Park (22,104 ha.)
パナマシティからわずか20km 25分足らずのところに位置する。
この公園ではパナマ運河流域を保護している。この公園には、世界唯一のハーピーイーグルの飼育場がある。
◆コイバ諸島国立公園 Coiba Islands National Park(270,125 ha. )
2005年世界遺産に指定。
世界でも、海洋公園として大きいもののひとつに上げられる。全域270,125ヘクタールに及び、そのうち、島々の総面積は53,528ヘクタール、海洋面積が216,543ヘクタール。太平洋の中でも最も広大な珊瑚礁でよく知られており、様々な種類のクジラ回遊してくる。
◆メトロポリタン国立公園 Metropolitan National Park (265 ha.)
この公園は、パナマシティ域内にあり、アメリカ大陸でも、都市部に最も近い熱帯保護林となっている。この公園内では蘭や樹木に彩られた遊歩道を歩くことができ、様々な鳥やモルフォという種類の蝶を見ることが出来る。
◆バスティメントス諸島海上国立公園Bastimentos Islands National Park (13,226 ha.)
◆バルー火山国立公園Baru Volcano National Park (14,300 ha.)
標高3,474 mあるパナマで最も高い山である。コスタリカの国境から約35 km離れた位置にある。
山の高度があることとパナマの国土が比較的短い幅であることにより、晴れた日にはバル火山の山頂から太平洋とカリブ海の両方を見ることができる。
◆サリグア国立公国Sarigua National Park
◆Portobelo National Park
◆Altos de Campana National Park
◆Cerro Hoya National Park
◆Omar Torrijos "El Cope" National Park
◆Golfo de Chiriquí National Park
◆Las Cruces Trail National Park(Camino Cruces)