マカオの概要
国 名
中華人民共和国マカオ特別行政区Regiao Administrativa Especial de Macau da Republica Popular da China
(通称)
(Macao Special Administrative Region)
(中国の特別行政区)
漢字表記=澳門
国コード
ISO 3166-1=MO / MACnet;mo
プロフィル
香港から南西に70km。
本土南海岸に突き出たマカオ半島と隣接しているタイパ島とコロアネ島という2つの島から成る。
現在、半島部とタイパ島の間は3つの橋でつながれている。
二つの島の間は埋め立てられてコタイと呼ぶ地域となり、ひとつの島のようになっているほか、西に珠海と結ぶ橋もできている。
2002年には、カジノ経営権を1社に独占してきたのを、国際入札を実施して、香港系やアメリカのカジノ経営者にも解放したことが功を奏しそれまでの「リズボア(Lisboa、葡京?樂場)」に加え、「サンズ(Sands、金沙娯楽場)」、「ウィン・マカオ(Wynn、永利澳門)」など23のカジノが運営されことになり、観光客も倍増してきた。いまやカジノ売り上げがアメリカのラスベガスを抜いて世界最大のカジノ都市となった。これにより外国からの不動産投資も急増し、いまや世界が注目する巨大観光・リゾート都市となっている。
一方、半島部の旧市街地はでこぼこした土地で坂道が多く、ポルトガル統治時代の建造物が多く残されている。その22の歴史的建造物と8ヵ所の広場を含む歴史市街地区が世界文化遺産に登録された。
国のシンボル
マカオ特別行政区の旗
緑地に「区の花」となっている白い蓮の花と3つの花弁は3つの島を表わす
その上に五つの黄色の五芒星は中国の五星紅旗からとられている。
国 花
蓮
国 土
中国東南岸、珠江をはさんで香港へは東北東へ約64km。
中心地となる半島部と、タイパ島とコロアネ島の間を埋め立ててつなげた島からなる。
半島部とタイパ島の間は3つの橋でつながれている。また、二つの島の間は埋め立てられてコタイと呼ぶ地域となり、ひとつの島のようになっているほか、西に珠海と結ぶ橋もできている。
半島部の先端部と2つに島などが1970年代以降に大規模な埋立が行われたため、マカオ全体の地形は平坦だが、旧市街地はでこぼこした険しい丘がいくつもあり、古い居住区が密集している。世界遺産もこの地区にある古い史跡が指定されている。
面 積
23.8 km2(東京都世田谷区の約1/2の大きさ、香港の約1/50)
半島部分 7.8km2
タイパ島 6.2km2
コタイ(埋立地)
コロアン島 7.6km2
3つは橋で結ばれている。
エリアの特徴
マカオ半島エリア
マカオ・フェリーターミナルがあり、マカオ観光の起点となるエリア。
セナド広場を中心に世界遺産が集中しており、歴史地区の散策に便利な地区
タイパエリア
土産屋が軒を連ねる「官也街」周辺のタイパビレッジは路地裏散策を楽しめるエリア。リーズナブルなホテルも多い。
コタイエリア
大型複合リゾートホテルが次々と建設されているエリア。「ザ・ハウス・オブ・ダンシングウォーター」をはじめとする、文字通りカジノシティとなっている本格エンターテインメントも楽しめる。
コロアンエリア
マカオ半島やコタイ地区の喧騒から離れ、のんびり静かなリゾート気分を味わいたいという向きにぴったりなの地区。どこか懐かしい田舎町の雰囲気を味わえる地区。
政治体制
一国二制度。
1999年12月にポルトガルから中国へ返還後も司法・立法・行政の三権はマカオにあり、香港と同様に一国二制度がとられている。
マカオ主権は返還後50年間認められている。
行政地域
2つの行政上の下部地域がある。
北区:澳門半島(マカオ半島)
離島区:タイパ島、コロアネ島(路環島)、両島をつなぐ埋立地コタイ
独立年月日
1999年12月20日(ポルトガルから中華人民共和国へ返還)
元 首
行政長官=崔世安 、1957年1月13日生まれ、2014年8月31日就任
国 民
人 口
約54万人(中国系95%)
民 族
95%が中国人(漢民族)であり、最も多いのが広東人で、客家人もおり、いずれも近隣の広東省から来ている。残りはポルトガル人や、マカイエンサと呼ばれる華人とポルトガル人の混血を祖先とする人々
言 語
公用語はポルトガル語と中国語(北京語)道路標示を始めとする公的な表示にはほぼ全て2ヶ国語での表記が義務付けられている。
居住者は一般に広東語を話し、ポルトガル語はポルトガル人を除けば殆ど使用されていない。
宗 教
仏教、道教、キリスト教など。