ケープ半島 Cape Peninsula

ケープ半島地図

概要

全長2798kmの海岸線に囲まれている。
海岸線をなぞるように作られた道は、1497年探検家ヴァスコ・ダ・ガマが開発したもの。
その道沿いに景観があふれている。


ヴィクトリアロード

ケープタウンから南の大西洋沿岸を南下するドライブルート。

ランバーツ・ベイ・バードアイランド

港にある小島で、防波堤で陸地とつながっているため歩いていくことが出来る。
海辺一面を真っ白に覆い尽くすケープシロカツオドリの大群がいる。その数2万5千羽、コロニーをつくっている。
年中海で過ごすのだが、繁殖の時だけ陸に集まり、コロニーをつくる。絆が強く、20年以上同じ相手と繁殖を繰り返すという。
コロニーの近くのバードハイドから観察ができる。

ハウトベイ Hout Bay

ハウトベイフォト

ビクトリア・ロードを南下すると、断崖の岩山を仰ぐように佇む小さな湾にビーチと港のある町。
海辺に三角形のとがった絶壁。長い年月をかけて浸食された800mのこの岩は上ることもできる。
港からの観光クルーズ船が沖合いのドイカー島出ている。オットセイの群れを見ることが出来る。






ドイカー島 Duiker Island

ドイカー島フォト

ハウト港からの観光クルーズ船が出ている。沖合いの、島に上陸することはできないが生息数4,000頭以上と言われるミナミアフリカカツオオットセイの群れを見ることができる。海を回遊することは少なく、この島に棲んでいる。

喜望峰 Cape Point

喜望峰フォト

大西洋とインド洋が出会う世界で最もドラマティックな岬として知られる。
その風景の美しさは、エリザベス王朝時代の著名な探検家、フランシス・ドレイク卿が「世界で最も美しい岬」と賞賛したほど。
沖合でイルカが波と戯れる様子を目にするチャンスがある。

強風が吹き荒れかつて「嵐の岬」と呼ばれた岬が、パスコ・ダ・ガマのインド航路発見を記念し「喜望峰」と命名された。周囲は、平原一面に咲く白い「永遠の花」などさまざまな動植物が生息し自然保護区に指定されている。

だが、本当のアフリカ大陸最南端は、さらに南東にあるアグラス岬となっている。

ボルダーズビーチ

ボルダーズビーチフォト

喜望峰から35分、ケープ半島の東側中ほどに位置する。
ケープタウンから約40km.サイモンズタウン近く、ポルダーズの隠れた小さなビーチには、南部アフリカだけに生息するジャツカス・ペンギンのコロニーがあり、体長約60cmほどの野生のペンギンたちを間近に見ることができる。

3000羽以上がビーチで日向ぼっこや海辺で遊ぶ。一年を通して繁殖をするこのビーチで卵を産み、子を産み、子の誕生を待つ。
ペンギンの砂浜にコロニーをつくり、一年を通して繁殖する。空に向かって口を開けているのは、温めている玉子を守るため、空から狙うカモメなどを威嚇している。

ミューゼンバーグビーチ Muizenburg Beach

ミューゼンバーグビーチフォト

ケープタウンから27km、20kmも続くこのビーチは白砂ビーチは一列にカラフルな小屋が建て並ぶビーチ。
原色のカラフルな小屋と白い砂漠が見事なコントラストを描き、まるで現代アートのようだ。
インド洋は大西洋より、水温が高いため、海水浴場やサーファーでにぎわう。