国の概要
国 名
ドミニカ国(ドミニカ連邦)
Commonwealth of Dominica
国コード
ISO3166-1=DM / DMA
net=.dm
IOC=DMA
プロフィル
ドミニカ共和国とは別の国。
リブ海の西インド諸島を構成するウィンドワード諸島最北部に位置する、ドミニカ島全域を領土とする独立国。
1493年にコロンブスが来島し、その日が日曜日(ドミンゴ)だったのでドミニカ島と命名されたという。
旧イギリス植民地であり、1978年、英国から独立。現在はイギリス連邦の一員である。
自然が豊かなこの島は、カリブ海に存在する多種多様の植物が自生しており、「カリブ海の植物園」と呼ばれている。また、カリブの原住民であったカリブ族の人々が生存している唯一の国であり、18世紀までヨーロッパの植民地対策に最後まで激しく抵抗したとして知られる。イスパニョーラ島にあるドミニカ共和国と区別するため、ドミニカ国と表記される。
最大の産業は農業で、バナナ、グレープフルーツ、ココナツなど熱帯性の作物が栽培されている。地下資源では軽石が産出される。工業は農産物を加工して、飲料、缶詰、石鹸などが製造されている。
国のシンボル
国 旗
1978年に独立した際に制定されたもの。緑は国土を、黄はカリブ・インディアンを、黒は黒人を、白は純粋、国民の抱負、黄はインディオと柑橘類、バナナ、太陽を表している。赤い円は社会主義を象徴する。中央はドミニカの国鳥であるオウム。10個の星は10の地方を表し、背景の3色の十字は国民の信仰心を表わす。
国 花
マホガニー
中央アメリカ、南アメリカに自生するセンダン科の常緑高木。
腐食やシロアリに対して強いことなどから、高級材として家具などに使われている。
国 鳥
オウム
国 歌
美の島、輝きの島
国 土
北はグアドループ海峡を経てグアドループ島、南はマルティニーク海峡を経てマルティニーク島と、2つ島の間に位置している。
小アンティル諸島中のウィンドワード諸島北端の火山島。5つの火山があり、噴気孔や硫黄泉が多い。
国土の62%が熱帯原生林で豊かな自然に恵まれ「カリブ海の植物園」といわれる。
最高峰は島の北部にあるディアブロティン山で1447mで、高原状の山地には密林が多く、海岸線には岩石が多い。 島の南部にの方にも高さ1342mのトワ・ピトン山がなどの山々がある。トワ・ピトン山は1975年に国立公園に指定され、1997年にモゥーン・トワ・ピトン国立公園として世界遺産に登録されている。
ハリケーンの通り道にあり、被害をうけることも多い。
面 積
750k㎡(佐渡島よりやや小)
政治形態
政 体
立憲共和制
独立年月日
1978年11月3日、英国より独立
元 首
チャールズ・サバリン大統領(2013年10月就任、任期5年)
首 都
ロゾー,Roseau,約2万人
地方行政区分
ドミニカ国は10の行政区分に分かれている。
セント・アンドリュー(Saint Andrew)
セント・デビッド(Saint David)
セント・ジョージ(Saint George)
セント・ジョン(Saint John)
セント・ジョセフ(Saint Joseph)
セント・ルーク(Saint Luke)
セント・マーク(Saint Mark)
セント・パトリック(Saint Patrick)
セント・ポール(Saint Paul)
セント・ピーター(Saint Peter)
国 民
人 口
約7万3千人
民 族
アフリカ系黒人とその混血約90%,
ヨーロッパ系、シリア系及びカリブ系インディオ 10%
言 語
英語(公用語),パトア語
宗 教
ローマ・カトリック80%、プロテスタント15%