概要 イスタンブール近郊、イズニック湖畔の小さな静かな町で、タイルや陶器の生産地としても知られている。 イズニックタイルはトルコが世界に誇れる最高の工芸品となっている。 イスタンブールのブルーモスクやトプカプ宮殿内の青や緑色の幾何学模様のタイルなどオスマン帝国時代のモスクの内装にたくさん使われている。 現在も伝統的技術が受け継がれ、建物を彩るためのタイルだけでなく、花瓶、皿、ボウル、燭台などを製作する多くの絵付け工房がある。 町はのローマ時代の城壁(直径1km)で囲まれ、数々の個性的なモスクのある落ち着いた町。 城壁には4つの門、東のレフケ門、北のイスタンブール門、南のイェニシェヒル門、西のギョル門がある。 観光地でイズニック柄のタイルがたくさん売られているが、それらはキュタフヤという町で作られたもので、イズニックのものではない。 イズニックには宿泊施設がほとんどないに等しいので、イスタンブールからの日帰りがお薦め。Q アクセス フェリー: イスタンブールからヤロワYalovaまでフェリー、 イェニカプYenikapi港(ヨーロッパ側)発:1日7〜8便。1時間10分 ペンディックPendik港(アジア側)発:1日14便。45分 ヤロワYalovaからイズニック:ミニバス約1時間 見どころ アヤ・ソフィア聖堂 Aya Sofia 町の中心にあり、ビザンティン時代に建てられたもので、モザイクやフレスコ画が残されている。 イェシル・ジャーミィYesil Camii=緑のモスク: イズニックタイルで覆われた美しいミナレット。 イェシル・ジャーミィの近くにある ニルフェル・ハトゥン・イマレティNilufer Hatun Imareti: レンガと石を組み合わせた造りの建物。 オスマン・トルコ時代のスルタン・ムラット1世が母后のために建てられた貧しい人達に食事を配給する救貧所。 現在はイズニック博物館になっており、地元で出土した遺物のコレクションが展示されている。 ローマ劇場跡: 地下にうずもれている部分が多く、4本のアーチだけが見られる。 15000人が収容できたといわれる。 |