概要 ネヴシェヒルから北へ46km、ギュルシェヒルから27kmに位置し、カッパドキアの北西端になる。 この村は13世紀の偉大な神秘主義者であるハジュべクタシュが、7軒しかなかったスルジャホユック(現在のハジュベクタシュ)という小さな村に定住したことに始まる。 ハジュべクタシュはここをイスラーム神秘主義僧の中心地とした。 彼の教えはイスラーム教の世界に広まり、異なるイスラーム教宗派が彼の教義に基づく伝統を受け継いでいる。 彼は1209年に生まれている。イランのホラサーンで指導を受け、神秘主義僧になって、アナトリアに戻り、農民や兵士の精神的指導者となり、イスラーム教を根付かせたと言われている。 1271年に没した後、この村は彼の名前にちなんでハジュベクタシュと改名された。 ハジュベクタシュヴェリの霊廟は修道院のなかにあるが、修道院の重要な部分はオスマン朝時代に完成した。 静まり返った町だが、一年に一度だけ、にぎわいを見せる。 8月の16〜18日に行われる、ハジュペクタシュ・ヴェリを記念する祭りである。 ハジュベクタシュ・ヴェリはダルウィーシュのベクタシ教団の創始者で、精神的指導者だった人物で、この地方で尊敬を集めている。 祭りに期間中には、ギョレメやユルギュップ Urgupから日帰りツアーも実施される。 アクセス バス: ネヴシェヒルとアンカラを結ぶバスルートの途中にある。 1日3本以上ある。 ギュルシェヒルからはクルシェヒルKirsehir行きのミニバスもある。ハジュペクタシュまで約30分。 見どころ ハジュベクタシュ修道院(博物館 Hacibektas Muzesi) ハジュペクタシュ・ヴェリの墓に隣接して建てられている。 内部はダルウイーシュがここで暮らしていた頃の状態を再現してある。 ベクタシ教団の楽器、衣装、刺繍、ターバンなどの教団の工芸品や写真が展示されている。 庭園内のハジュ・ベクタシュ・ヴェリの霊廟がある。 この教会の周りには露店がひしめいていて、記念品になるようなものが売られている 火〜日8:00〜12:00 13:30〜17:00 |