概要
ミレトスの南へボドルム方向へ15kmにあるエーゲ海沿岸の古代遺跡都市。
アポロン神に捧げられた巨大な神殿があった場所で、ギリシャのデルフィーと並び、神託のメッカとして栄えた。

現在のアポロ神殿は、紀元前4世紀後半のもので、紀元前494年に、古代ペルシャ人が破壊した最初の神殿跡に、アレクサンダー大王の援助を受けて再建されたもの。
木造の屋根に覆われたイオニア式の二重列柱式の神殿は、120本の柱に囲まれていた。

現在はその柱の土台に近い下の部分が整然と並んでおり、高さ20m、直径2mの石柱3本だけが当時の列柱の一部として残っている。
内部に髪形をへびであしらったメドゥーサの首のレリーフが基壇に置かれている。


アクセス
ショケからディディマまで乗り合いタクシー(ドルムシュ)で1時間。