概要 人口約1万6000人・標高910m ギョレメGremeの北、トルコ最長の川クズルルマク川 Kizilirmakのほとりにある町。 かつては古代ローマの都市でヴェナサVenasaと言った。 窯業と手織り絨毯の町として、全国的に名を馳せている。 クズルルマク川は「赤い川」の意味で、川からは赤い粘土を採取して陶器が作られていた。その工房はヒッタイト時代から現在も続いており、町の経済を担うものとなっている。 外気を速断する為に壺の中に入れた水などを冷たく保つことができ、昔は日用品としてその需要もたかかったが、1960年代からの冷蔵庫の普及や水道が引かれたことで、かつての重要性はすっかり影をひそめてしまった。 今日では伝統工芸品として主に観光客への土産用に作成されている。 ツアーに参加する旅行者はこの町の窯元(陶器屋)に連れて行かれるだろう。 トルコの町ではどこも中心に広場にアタテュルク像があるが、この町は名もなき一人の陶工と彼を見守る人々の像になっている。 町の大部分は川の北岸になっている。バスターミナルは南側にある。 セルジューク時代のアラエッティン・モスクと、16世紀はオスマン帝国時代のイェルアルト・モスクの二つの回教寺院が存在する。 アクセス バス: ネヴシェヒルNevsehirから、チャヴシンGavusin、ギョレメGoreme、ウチヒサルUchisarを経由してアヴァノスまで走っている。平日は30分間隔、週末は1時間間隔 1本(US$0.50)。 ウルギュップOrgupからは、ゼルヴェZelve、チャヴシン、ギョレメ村、ギョレメ野外博物館Goreme OpenAir Museumを経由して、アヴァノスまで循環バスが走っている。 夏季は1時間間隔、冬季は2時間間隔。 アヴァノス近郊 サルハン Sarihan(黄色いキャラバンサライ) アヴァノスAvanosの6km東にある。 13世紀のセルジュク朝時代のキャラバンサライのうちの一つだ。 現在は改修され、博物館として公開されている。 文化センターとしても使われており、旋回舞踊(セマ)が、45分間ずつ催されている。 1日数回催されている。 交通機関がな方、タクシーをチャーターしていくしかない。 オズコナク地下都市 Ozkonak アヴァノスの約22km北の、オズコナク村にある。 ここにはツーリストの多いカイマクルKaymakllやデリンクユDerinkuyuの地下都市の縮小版のようだ。 ここへもタクシーで往復した方がいい。アヴァノスから約30分。 |