概要 ベトナム最大の都市、人口500万以上、 1975年まで南ベトナム共和国の経済・商業の中心として「サイゴン」と呼ばれていた。 旧名サイゴンは1956年のジュネーブ協定の後、南北にベトナムが分割され、1975年にサイゴンが陥落するまでの間、南ベトナムの首都として繁栄していた。 その後新政府によってホーチミン市と名称を変更された 市民の間ではサイゴンの名称がいまだに使用されている。国営会社の名前に「サイゴンビール」や「サイゴンツーリスト」などのように使用されている 市の中心部を流れるサイゴン河は、ドンナイ川の支流にあたり、サイゴン港から南シナ海へはおよそ50kmの距離がある。 サイゴン港近辺の川幅は約300mで、水深はおよそ10mある。 アクセス 日本からの直行便(ベトナム航空VNと日本航空JLの共同運航便)と全日空便がある。 -成田(NRT); JL/VN;1日2便 NH;週4便(火・水・金・土) -中部(NGO);JL/VN;週3便(月・水・金) -関西(KIX);VN/JL;1日1便 -福岡(FUK);VN/JL;週4便(火・木・土・日) 乗継便; 地方空港からは乗継便が便利だ。 -香港乗継;キャセイ航空(CX)便 -台北乗継;中華航空(CI)便 -ソウル乗継;大韓航空(KE)、アシアナ航空(OZ) 国内線; 外国人とベトナム人は航空運賃が異なる。 現地の旅行会社で手配する場合に注意しないと、空港で差額を徴収されることになる。 空港 タンソンニャット空港 Ho Chi Minh Tansonnhat International Airport (SGN) 市内から約8km 車で約20分 新国際線ターミナルが完成した。(日本のODAによる) 4階建ての新ターミナルは、旧ターミナルの右隣になる。 2007年8月28日から国際線に利用されている。 旧ターミナルは国内線用として使用される。 (両替) 到着ロビー内にあるがUSドルからの両替だけ出来る。 (市内への交通) -エアポートタクシー;10ドル程度 -ホテルのシャトルバス; 高級ホテルに予約している場合には利用できる。到着ロビー内のホテル予約カウンターで申込む。 -バス バスの乗り場はターミナルから離れているので利用しにくい。 ロンタイン国際空港(Long Thanh International Airport)(新空港建設中) ホーチミン市内から南に約60kmにあるロンタイン(Long Thành)という町の南東部に建設中。 2011年に第一期部分が完成の予定。この空港の開港後は、国際線はすべて移転し、タンソンニャット国際空港は国内線専用となる予定。 市内の交通 市内はバイクで溢れかえる状態で、道路を横断することも危険極まりない。 ホテルなどから目的地までタクシーなどを利用することをお勧めする。 タクシー; セダン(4人まで)とミニバンタイプ(7人まで)があり、料金は同額。 メーター制だが、メーターの単位が車によって異なる。1.20 と12.0とあるがいずれも12000ドンである。利用する前にホテルのボーイなどにおおよそのスバを確かめておくといい。 市内はほとんどUS$2〜3 が目安だが、交通渋滞が激しく、特に通勤時間帯には料金も上がってしまう。 多くの運転手も、メーターより15〜20%ほど余計にくれという。 タクシーを利用するくらいの人は数十円位をケチる人はいないからだ。メーターを倒さないことがあったら倒すように言わないと降りるとき法外な料金を請求される。 国営タクシーより、民営の方がいい。黄色のビナタクシー、または緑と白のマイリンタクシーが評判がいい。 路線バス; バスターミナルまたは近く伸ばす停留所標識のところから乗り降りする。 前乗車で後降車となるが混雑している場合には開くドアのどこからでも降りていい。 料金はどのバス会社も同一になっている。一律2000ドン。車内で車掌が乗車券を売りにいくる。降車するまで乗車券は捨てないで追っていること。時々検札が来ることがある。 行き先表示がベトナム語だけなので、あらかじめ地元の9人に確かめてから利用する必要がある。 バイクタクシー; バイクタクシーにはメーターがない。地元に人は相場がわかっているが、よその人はわからないため、観光客はいいカモにされることが多い。荷物を持っているときにはバランスを崩す危険があるばかりか、大きな荷物はひったくられることもあるので乗るべきではない。 シクロ; 自転車を改造したベトナム独特の乗り物で風情がある。観光客にも人気があるが、法外な料金をを請求されることが多く、地元の旅行関係者はおすすめしない。乗る前に料金を決めておいても、降りるときになったら、いろいろな名目をつけて約束以上の料金を請求する。それでもいいから乗ってみたいという人は、約束料金以上を請求されることを覚悟で利用する。 ハイヤー レンタバイク・レンタサイクル; 路上で看板を掲げて客寄せをしている店が多いが、主要ホテルや旅行会社窓口でも申込める。 旅券を預かることがある。保証金を必要とする場合がある。 セ・ラム オート三輪を使った乗り合い小型バス。タクシーやバスが普及して来てセ・ラムが少なくなっている。 ホーチミンの観光ツアー; (未編集) 市街地 サイゴンはフランス統治時代の影響が今も強く残っていて、交差点にはロータリーがあり、放射状の通りと、碁盤状の通りとが重なり合って町並みができている。 現在のホーチミン市は1区から11区に分かれていて、その外側にタンビン地区、フーニョン地区、ビンタイン地区などがある。 市の中心部は1区と3区。この二つの区の中に市の主だった役所や、オフィスが集まっています。 市の中心は人民委員会庁舎を中心に、グエン・フェNguyen Hue通りとハミギH通りam Nghiを挟んだあたりになる。 ドンコイ通りDong Khoi通りはショッピングゾーンで、高級品店が軒を並べている。 最近ではグエン・フェ通りNguyen Hueとドンコイ通りDong Khoiの間にショッピングセンターも開発されてきている。 ファングーラオ通りPham Ngu Laoはカジュアルな雰囲気のエリアで、リーズナブルな店やレストランが集まる。 ショッピングセンター -メリン・ポイントタワー Malinh Point Tower メリン広場に建つ高層ビル、1〜4階がショッピングセンター、フードコート。 -ラッキープラザLucky Plaza ドンコイ通りとグエン・フェNguyen Hue通りの交差点。 見どころ 戦争証跡博物館; ベトナム戦争で使用された戦車や大砲、爆弾などが置かれている。 有名な報道写真など戦争の悲惨さを訴える多くの展示物を目の当たりにすることができる。 旧大統領官邸(統一会堂); 南ベトナム政権時代、独立宮殿と呼ばれた旧大統領官邸。大小100以上の部屋と、屋上にはヘリポートもある立派な建物。 1975年4月30日、解放軍の戦車が無血入城を果たしてベトナム戦争の終結となった歴史的な場所。 ホーチミン作戦博物館; ドン・トゥック・タン博物館; 中央郵便局; フランス統治時代の面影を残す 市民劇場; 歴史博物館; 革命博物館; 美術博物館; ホーおじさん記念館; 玉皇上帝寺; アン・クアンア寺; 聖母マリア教会(サイゴン大聖堂); 美しい尖塔を持つ赤レンガ造りの教会。 19世紀に建てられたベトナムの代表的なフランス建築。 日曜日にはミサが行われる。 ペンタイン市場; 1914年にフランス人によって造られたサイゴン最大規模の中央市場。 食品、花、雑貨、家電、化粧品、食器、貴金属、衣類、そして食堂までなんでもそろっている。 ヤン・シン市場; ビン・タイ市場; オールド・マーケット; 中国人街; (チョロン) 市の中心から5kmにある、 ホーチミン在住華僑の大半が住むチャイナタウン。フランス映画「愛人/ラマン」の舞台になった. 18世紀からの長い歴史を持つ中国人の活気溢れるエリア。 ヴィンギエム寺(永厳寺); 鐘楼の「平和の鐘」は日本の曹洞宗から寄贈 サーロイ寺; ヤックラム寺(覚林寺); ホーチミン最古の仏教寺院 フン・ソン・トゥ寺; チャン・フン・ダオ寺; ビン・スープ・ショップ; ヤックヴィエン寺(覚園寺); ティエン・ハウ寺; ホーチミン主席の記念館; 第4区のグェンタットタン通り1番地にある2階建てのこの建物は1863年に建てられた。地元の市民はニャロン(竜の家)と呼ばれている。 1911年6月5日、グェンアイコク(後のホーチミン主席)はフランスの商船に乗り込んで、ここからフランスへと渡った。1979年に、ホーチミン市はこれをホーおじさんの記念館とし、その後、この記念館がホーチミン主席の博物館の支店になった。 ダイ・ヤック寺; チャタム教会; レ・ヴァン・ユエット寺; チャン・フン・ダオ像; ダム・セン公園; 動植物園; 蘭園; 市民文化公園; チャンタランシー・クメール寺; マリアマン・ヒンズー寺院; サイゴン・セントラルモスク; チョロンモスク; |