東埔温泉 概要 台湾最高峰の玉山の北方にある温泉地。 日本の統治時代に「トンボ温泉」と呼ばれ、戦後に発音が近いこの名称に改められた。 海抜約1,200mに位置し、周囲は3千m級の高山に囲まれている。 玉山国立公園へ至る八通關越嶺古道の入り口にあるため、登山帰りに立ち寄って疲れを癒す人が多い。 泉質は弱アルカリ性の炭酸泉。湯量が豊富でかけ流しの風呂もあり、ゆったりとお湯に浸かれる。 この地域は先住民族のブヌン(布農)族の居住地になっていて、温泉街の食堂では伝統的な料理が味わえる。 周辺は自然景観が美しく、春は梅や桜、桃、秋はビンロウやサザンカなどの花が咲き誇る。 彩虹瀑布や乙女瀑布、落石で親子が離れ離れになった伝説のある「父子断崖」など景勝地も多い。kj |