台湾のショッピング 台湾の特産品 茶葉・茶器: 台湾は高い山脈が連なる地形や熱帯の気候が茶葉の栽培に適しているでので、良質の茶葉が採れる。 阿里山茶、梨山茶 もっとも高級なレベルのお茶で、レアものとして扱われる。一般の家庭では飲まれていない。 その次のランクが高山茶。高山茶とは、1000m以上の高地で栽培された茶の総称である。 一般家庭で広く愛用されているのは、烏龍茶・鉄観音茶だ。品質はピンからキリまである。 台湾を代表する茶葉としては、凍頂烏龍茶、白毫烏龍茶、文山包種茶、鉄観音がある。 茶器は鶯歌(新北市)が最も有名で、「台湾の景徳鎮」と言われることもある。 カラスミ まさに台湾乾物土産の王様である。 寒さを避けて台湾沿海に産卵に来るボラから卵巣を取り出して処理加工したもの。 温暖化で漁場は少し拡大してきているが、全体の漁獲量が減ってきているため、人工養殖や輸入品も出回っている。 台湾で市販されているカラスミには、 台湾の天然物 台湾での人工養殖 外国産(ブラジルなど) がある。品質、価格も異なる。 人工養殖ものは少し生臭さがあり、油濃い。冷凍輸入される外国産は不ぞろいだ。 産卵初期のカラスミは鮮やかな黄褐色で光沢がある。 産卵期に近いものは黒味がかっていて、光沢はないが、味はこちらの方がいい。 店で購入するときには、全体の厚みが同じで、鮮やかなきれいなものがおすすめ。 店で試食させてくれていれば、あまり塩辛くなく、味が濃厚であるものがいい デパートの高級品売り場で、色や形などいいものを見てから購入すべきだ。 お酒 紹興酒 もち米、蓬莱米、小麦などを原料にとして作られる醸造酒。 日本で中華料理店でもおなじみのもので、甘みがある。 特に南投県埔里産が美味しいとされる。 夢蝶(むちょう) 最近になって広く出回ってきている。 紹興酒を蒸留してつくられた米焼酎。 高梁酒(こうりゃん酒) 高梁など種々の穀類、サトウキビ、リュウゼツラン、果物を原料とする蒸留酒で、金門島産が有名である。 品質は産地、熟成期間により等級基準が分けられている。 55度ほどの強いもので、町ではオンザロックやカクテルにして飲まれたりする。 台湾 茅台酒(マオタイシュ) 高粱(イネ科のコウリャン)と小麦を主原料に、発酵と蒸留を何度も繰り返して造られる。 茅台酒はもともと中国・貴州省茅台で作られているもので、かつて国営企業だったところが民営化された醸造所一社で認められているブランドで、茅台村でも類似品を醸造するところが数百ある。本物は中国でも超高級品として扱われている。 台湾では同じ製造方法で醸造されたものを、台湾茅台酒と称して販売されている。瓶の形状は中国・貴州省のものと全く違う。中国・貴州省の本物の茅台酒が台湾で出回ることは全くない。 ビール 台湾のビールには「台湾ビール」と「龍泉ビール」という銘柄がある。 それぞれアルコール度のちがう数種類の製品を出している。 ワイン 台湾産のワインもある。 アルコール風味のぶどうジュースといったところか。 銘柄は玉泉紅麹葡萄酒(品種:カベルネソーヴィニオン) ワイン好みに、味はともかく話のタネに。 手工芸品 石彫では、大理石を産する花蓮 木彫では、クスノキの産地である三義 陶磁器では、新北市鶯歌と南投県水里蛇窯 果実加工品 パイナップルなど熱帯地方の果実を使った食品で、昔から作られているものと、「一村一品」運動の効果で次々と新しいものが出回っている。 パイナップル、スモモ、梅、マンゴー、ピーナッツなどを砂糖漬けやケーキなどに加工したりしている。 ショッピングモール・デパート 台北市内には特に多い。暑い国なので、市民の多くも涼しいモールなどでのショッピングをすることが多い。 台湾観光協会のサイトがおすすめ 台北駅構内で各地のお土産 台湾鉄道台北駅構内のエキナカが便利だ。 2階がグルメ&ショッピングモールで、約60店が集合する台湾最大級ともいわれるフードコートがあり、ランチタイムなどはとても賑わっている。 されに、地下1階と1階も微風台北車站としてリニューアルされた。 変わったお土産としては、台湾鉄道の鉄道グッズがいろいろそろっていておすすめ。 台北駅の西3出口近くにあり、店頭で制服を着たおじさんの人形が迎えてくれる。 公式サイト(ネットショップ) 日本人旅行者に人気のアイテム 滞在が非常に短期間であるため、ゆっくりお土産を見ている時間がなく、案内されるままにまとめて購入してしまう場合が多い。 お茶やカラスミなどいずれも高価なものばかり売られているお土産店では、贈る相手の嗜好などもよく考えて購入すべきだ。せっかく散財しても、額面通りに受け取ってくれないものを購入してもモッタイナイ。 お土産店の商品は概して包装が派手だが、中身はソレナリというものが多い。 しかし、台湾にはニセモノはあまりない。屋台街や夜店、いかがわしい裏通りでは模造品やコピーものも出回ってはいる。 茶葉・茶器 店頭でデモをやってくれるから、その気になって高価なものを購入してしまう。 お茶はツボや、キンチャク袋に入れて高級感を出して売られているが、概して中身はそれほどのレベルのものではないものもある。何十年物などと称し、日本でな数倍すると一生懸命強調して高価なものを売りつける。 お茶のことを詳しく知っていないことを十分見抜いている。 宝飾品 翡翠やサンゴの指輪、ネックレス、イアリングなど はじめから本物だと思うなかれ、先端だけ本物を張り付けてある場合もある。 金具部分も吟味すること。 果実加工品 豊富に並んでいる。乾燥加工したものや、瓶詰など。 日常の食事のふりかけやお茶漬けなどにも一味違った味覚を楽しめるものがある。 栄養補助食品・漢方薬・化粧品 糖尿病、腰痛、肌荒れ、肥満など日本人の多くが関心を持つ病名を大々的に強調して、貴重な薬草、高名?な地元の名医?の名前が、セールストークに出てくるのは、日本と同じだ。説明を聞いていると暗示にかけられてしまう。 衣料品 日本国内の衣料品も安いので、一般的なものはないが、それでも台湾でライセンス生産されているものは、日本より少し安い。 Tシャツなどには、日本国内ではお目にかかれないデザインのものもあるが、Tシャツはむしろ地元の人が行くモールの方がいい。 故宮博物院グッズ 博物館へ行かないと購入できない。ストラップなどが人気だ。 現地ガイドが案内するお土産店 アジア各国みんな同じやり方だ。台湾も例外ではない。 新聞広告などで格安の販売されている台湾ツアーでは、多くが日本からの添乗員が同行していない。特に台北だけのツアーはほとんど添乗員なしだ。 国際空港出口で、ツアーの名前や個人名を紙に書いてガイドが出迎える。 ガイドは出てきた旅行者をどう扱うか、ガイドはそれが生活にかかっている。 破格のツアー料金がどうして出てくるかというと、現地の滞在費のほとんどを日本の主催旅行会社は支払っていない。日本の旅行会社はすべてを現地の旅行手配会社に委託する。その契約をする際に、できるだけ安いところと契約する。 現地の旅行手配会社は、土産店と年間総客数を決めて一定額の資金を受け取る。そしてホテル代、バス代の充当する。その契約総客数だけ送客する義務だ生じる。旅行者が買う買わないは別だ。 一方、ガイドも厳しい競争の中で、無給でもいいから使ってほしいと手配会社に頼み込む。したがって、ガイドは出迎えた旅行客の中で、土産店で最もお金を使ってくれそうな人は誰かなと、市内へ入る車の中で探索する。滞在時間が少ない、ショッピングの時間が取りにくい、自分の友達がやっている良心的な店がある、見るだけでいい、などと話しながら、反応を見てうまく誘導していく。 チップなど払うことのない日本人相手のガイドは店の販売手数料が生活費のすべてだ。 チップの代わりだと思えば、いいのではないか。 |