台湾の現地滞在・生活事情

物価目安
食料品の物価 :
台湾産の食材、加工品とも日本の半分以下だが、日本産は非常に高い。
ものによっては日本以上になっている。ただしビールは日本ブランドであっても、日本の酒税が高いので、かえって安い。
他の洋酒類は概して高い。

旅行者として滞在中の食費は、食べるところによっても大きく違うが、屋台などではおなか一杯に食べて、ビール飲んでも600〜7700円程度で上がる。
市街地のレストランでは1000円くらい、ホテルや高級レストランでは日本と同じような値段になる。

公共交通費は非常に安い。タクシーはせいぜい初乗り200円程度だが、市街地で渋滞していると、近くても700円くらいになってしまうことがある。安いからと言って、度々利用していると結構交通費にかかってしまう。

ホテル代は、日本よりも安いが、他のアジアの都市から比べるとかなり高い。
アジアのどこの国も、高級ホテルは諸々の税金が付加されているため、地元の物価から比べると異常なくらい高い。3万円以上する。
旅行代理店を通じると、割安なものにあたることがある。
中級ホテルで約1万円くらい、低価格で6000〜7000円くらい。
トイレ・シャワー共同のゲストハウスで3000円くらい。
いずれもルームチャージ料金。


年号
台湾では、西暦のほかに 中華民国暦を用いて民俗行事や食品の賞味期限などの表記で併用している。
西暦から1911マイナスで民国の年数になる。(2012年=民国101年)


ビジネスアワー
官公庁・銀行
月〜金曜 9:00〜15:30、土・日曜・祝日は休み。
民間企業
多くは官公庁に準じている。
商店
一般の商店やレストランは店によって異なる。
一般的には商店は11:00〜21:30、
レストラン
10:00〜23:00くらい。無休もある。
無休の店でも旧正月(春節)、端午節、中秋説には休みをとる店が多い。
コンビニ
24時間営業。ほとんど無休。


度量衡
日本と同様にメートル法が使われている。
極く稀に、茶店や市場などでは伝統的な重量単位の両(37.5g)、斤(600g)が使われることもある。


チップ
チップの習慣はないが、中・高級ホテルではウエイターのサービス、ベッドメイキングのサービスに小額のチップを渡すようになっている。
高級レストランでは10%を目安として心づけをおいていくのが普通だ。
食堂・屋台では不要。
夜の飲食店などでは、ミニマムチャージ(最低消費額)が設定されている店がある。


飲料水
水道水や地方での井戸水も衛生上安全とはいえない。ミネラルウオーターを飲むべきだ。台湾の人も 一度沸騰させたものを、ぬるま湯のままや冷やして飲んでいるが、歯みがきや洗顔程度であれば水道の水でも問題ない。
また、油濃い中国料理に冷たい水やビールをがぶ飲みするとお腹をこわすことがある。
中級以上のホテルの客室には飲料水用の水が設置してあるところが多い。


トイレ事情
台湾の公共の場所に設けられているトイレは、トイレットペーパーがない場合が多い。
また、排水管が詰まるので、トイレットペーパーは専用のゴミ箱に入れる。
便座が結構汚れていることがある。特に女性の場合、年配者が便座の上に上がったり、便座を上げないままに、立小便をっするからだ。


税金
商品の価格には5%の営業税が含まれている。
TRS加盟店に限り、同一店舗で1日に3000元以上の買い物をした場合は還付の対象となる。
年齢制限:
タバコ、アルコールは満18歳以上


喫煙・禁煙
2009年1月11日、「煙害防止法」が施行された。
ホテルやレストラン、カラオケなど公共の場所での喫煙を原則的に禁じる法律で、違反者には最高で1万台湾元(約27,000円)の罰金。日本より厳しく対処されるので旅行者でも適用の対象で、知らなかったは通じない。
台北市や台南市など、一部の地域では、一般市民が「煙害防止法」の違反者を通報してそれが認められると、報奨金をもらえるシステムがある。

禁煙エリア
全面禁煙
美術館、博物館、図書館、銀行、郵便局、エレベーター内
歌劇院、映画館、コンサート会場、インターネットカフェ、スポーツクラブなどの室内空間
鉄道・バス・タクシー・飛行機の車内や機内、駅、待合室、ホーム、空港
3人以上、人がいる室内オフィス
妊婦及び3歳未満の乳幼児がいる室内。
病院、政府機関、高専以下の学校
児童公園

ホテル、デパート、レストラン、飲食店、カラオケ、商業施設などは室内禁煙だが、
オープンエアのカフェなど、屋外になっているスペースや、室内に特別に設置された喫煙室があれば、その中のみ喫煙可。
屋外であっても通りでの歩行喫煙は不可。
街の中に喫煙場所が随所にあるが、どうしても見つからなければ、ホテルへ入る前とかコンビニの店頭などで喫煙する。

喫煙可能な飲食店
カフェのオープンエア部分、屋外にある屋台のテーブル
夜21時から営業開始の18歳以上のみ入場可能の店(バー、スナック、カラオケ、クラブなど)は喫煙可能。
18時から開店しているバーは21時以降でも終日禁煙。


治安状況
概して安全だが、人込みの中(夜市など)ではスリの被害などがある。貴重品は肌身離さずが鉄則。

安心だと思っても油断しない
台湾は概ね治安が良い場所として知られていますが、人の多い街中では、貴重品は肌身離さずが鉄則です。また外出時、客室内における貴重品の管理もしっかりしておきましょう。

トラブル
交通事故
台北など大都市では、ミニバイクの交通量が非常に多く、道路を横断するときにはかなりの注意を要する。
信号だけでなく、左右から来る信号無視ドライバーにも十分な注意がいる。
車が右側通行であるなど日本と交通ルールも異なるため、横断歩道でも、日本人旅行者の事故が絶えない。


マナーとルール
地下鉄(MRT)やバスの車内、構内で喫煙、飲食などは罰金の対象となる。飲み物を飲むことも不可だ。

台北市では、環境保護のためコンビニを含めすべての店でビニール袋の無料配布を中止している。必要な場合は有料(1〜2元程度)で購入しなくてはいけない。
日本より徹底して行われている。

エスカレーターは右側に立つ。急ぐ人のために左側を空ける。(東京地区と反対)、