台北 概要 台湾最大の都市。 淡水河と基隆川、西北部で合流するところに位置する。 中華民国の公式の首都は南京で、台北は臨時首都の位置づけではあるが、政治・経済の中心となっている。 台南などよりも町としての歴史は浅いが、清朝末期の1875年には台北府が設置され、都市として機能が加えられていった。 日本の統治が始まると、日本に近いこの町に総督府が置かれ、台湾の中心地として発展。1901年に台風で壊滅的被害を受けると近代的建築が次々と建てられて街並みは一変した。 第二次世界大戦後は蒋介石率いる中国国民党軍が進駐し、数々のモニュメントを建造。 大陸から多くの人が流入し、中国的な街並みも復活した。 淡水河の東岸に開けた市街は区画整備され、大通りは車やバイクで溢れている。 その合い間の小路にも商店や食堂が軒を連ね賑わいを見せる。 都市再開発が急ピッチで進められており、信義新都心と呼ばれるエリアには高層のオフィスビルやショッピングセンターが集まる。展望台のある超高層ビル「台北101ビル(台北金融大樓)」もここにある。 都市圏は拡大を続け、周辺の山地へ迫っている。 新交通システムMRTは1996年の木柵線開通以降、続々と路線が加えられ、近郊の町とネットワークを形成している。kj 空港; 2つの空港がある。 台湾桃園国際空港 Taiwan Taoyuan Int'l Airport:(TPE) 空港ターミナルマップ 国際線と一部国内線。 第1ターミナル;日本アジア航空(EG),チャイナエアライン(CI)の発着ターミナル 第2ターミナル;エアーニッポン(EL)、エバー航空(BR) 市内の南西約42km、 (台湾桃園空港から市内への交通機関) リムジンバス 市内まで約60分。乗車前にカウンターでチケットを購入する。 國光客運(バス)、長栄巴士(バス)、飛狗巴士(バス)、大有巴士(バス)の4社。 それぞれのルートで、市内各所をはじめ台北近郊都市へ向けて運行している。 各社ホームページ:國光客運/長栄巴士/飛狗巴士/大有巴士 タクシー 空港から基隆、台北、桃園、新竹への料金メーターは料金+50%+高速道路通行料金となり、それ以外の都市は定額制。 ホテルバス 一流ホテルの多くは空港に送迎バスを運行している。 事前に予約しているか、空港カウンターで問い合わせれば利用できる場合もある。 リムジンバスより若干高い。 台北松山空港(TSA)Taipei Songshan Airport 国内線と一部国際線 日本とは東京・羽田空港間に就航している。 市内のはずれに位置する。 国際線部門はこじんまりしているので、出入国手続きなどが桃園国際空港よりスムースだ。 桃園空港から松山空港へは空港バスが結んでいるが、市内を経由して行く。 市内への交通機関 MRT松山機場駅に直結、市内中心部各所までMRTやTAXIで15分〜20分 台北市内の交通; 台北車站(台北駅) 路線はすべて地下にあり、駅舎に入ると、1階は乗車券発売、改札のみとなっている。 コンビニや土産売り場、駅弁売り場などもある。 路線は両隣の駅間(板橋〜台北、台北〜松山)がすべて地下になっている。 駅の詳細な案内は案内はこちらへ http://www.taipeinavi.com/miru/116/ 在来線の列車種別 自強號 全席指定の特急列車。 ?光號 全席指定の急行列車。 復興號 全席指定の快速列車。 普快車 快速列車だが実質は各駅停車。冷房がないこともある。 普通車 ロングシートが基本の普通列車。冷房はない。 西部幹線では新幹線もあるため、空席のある便が多いが、東部幹線では常に満席状態となっているので、事前の予約が必要だ。 悠遊カード Easy Card 台北とその近郊を中心とする鉄道・バスで通用するICカード乗車券。 日本のSUICA(首都圏)と同様のもの。 台北市、新北市、基隆市、宜蘭県、馬祖地区及び一部台湾北部、台湾中部(高速バス) で通用する。 詳しくはこちら MRT(新交通システム) 現在、6路線がある。 路線図 夜間に女性専用車両(夜間婦女候車區)があるので、乗車時には注意が必要。 . チケットの種類; 一回乗車券(単程票) 悠遊カード(プリペイドカード); MRTの乗り方 MRTの運賃は均一ではなく、距離によりちがう。 (悠遊カードがない場合) 1回券を購入する。 全ての駅に自動券売機が設置されて得いるが、窓口はなあいところが多い。 券売機に表示されている番号順に操作する。 @目的地までの運賃を券売機上の運賃表から探す。 A画面にタッチして、購入する切符の金額を指定する。 B料金を投入する。 Cトークン(10円コインくらいのもので磁気式)が出てくる。 D改札口でこれをICカード読取機に合わせるとゲート(赤色)が開く。 . E下車駅の改札口では、トークンを回収口に入れるとゲートが開く。 なお、子供料金はなく、身長が115cm以下なら無料となっている。 市バス; 200以上の路線があり、長期に滞在して慣れないと難しい。 市内の大部分は一区で15元、少し離れた地域まで行く場合には2区20元となる。 バスは前乗り、後乗りがあり、路線によって異なる。 つり銭は出ないのであらかじめ15元を用意してから乗車する。 台北駅周辺は多くの路線が集中しているため、バス停が見つけにくい。 定期観光バス: 数多くの旅行社、バス会社がある。宿泊ホテルのコンシェルジェに問い合わせるといい。 台北市内観光: 台湾夜景ツアー 郊外観光: (烏来観光) (小人国、慈湖、石門ダム観光) (北部海岸観光) 台北市内の繁華街 台北は、高級ブティック街のすぐとなりに屋台が並び、新旧が入り混じる活気のある雰囲気に満ちている。 西門町; 一番人気のある下町、 万華; ジャンク貿易で発展した台北発祥の地 頂好: 忠孝東路と敦化南路交差点近くは最もおしゃれな地区で、そこにあるモール 華納威秀(ワーナービレッジ); 複合型娯楽施設 迪化街(ディーホァチェ); 昔ながらの商店街 市内の西部の淡水(たんすい)河付近に位置する。漢方や乾物の問屋が多く並び、昔ながらの台湾が感じられる商店街。清代から続く老舗もある。地元の問屋として営業する店舗がほとんどで穴場的な雰囲気が人気だ。霊芝やアワビ、フカヒレ、カラスミなど、日本では高級とされる食材が山積みされている様は圧巻。症状や体質にあわせた漢方薬の調合をしてくれる店もある。 五分城服飾広場;(服飾市場) 1000軒以上の服飾店が細い路地に建ち並ぶ。 占い横丁; 行天宮地下商場 永康街; 閑静な住宅地のおしゃれなエリア。 女性に人気の中華風の小物や、茶芸館やカフェが並ぶ。並行する麗水街も人気だ。 台北市内の見どころ 総統府; 中正紀念堂; 蒋介石の坐像 龍山寺; 市内で最も古い寺院 国父紀念舘; 孫文坐像 故宮博物院; 約65万点もの収蔵点数を誇る 孔子廟: 行天宮; 国父史蹟記念館: 忠烈祠: 士林官邸: 蒋介石夫妻の官邸だったが1975年、蒋介石の死後夫人が使用していたものを一般公開している。 MRT淡水線市林駅東5分 北門; 台湾故事館; 国立台湾博物館; TAIPEI101: 高さ508m、世界一高い 89階,91階,101階に展望台がある。 88回に世界一高い場所のレストランがある。 トップブランドなども並ぶショッピングモールがある 新光摩天展望台: TAIPEI101に次いで高い保険会社のビル・46階に展望台、KAFEがある。 13回までは三越デパートになっている。 台北世界貿易中心: 1000以上のショウルームがあり、台湾の一流メーカーの製品が集められている。 2・28和平公園: 1899年の日本統治時代に始めて立てられた洋風公園、1947年の2・28事件を記念してニニ八記念碑ができてニニ八和平公園と改称された 南海学園; 台北植物園; 台北のバザール・ナイトバザール 食はもちろん、衣料品や日用雑貨などなんでもそろう夜市は、台湾での楽しみたい観光スポットのひとつ。連日多くの人々が集まり、大衆文化を最も体感できる場所だ。 各都市には複数の夜市が立ち並ぶが、台北が最大規模で8つの夜市がオープン。ピークの20時から21時を中心に、大いににぎわう。代表的な夜市は以下の通り。 建国玉市 土・日曜 9:00〜18:00 台湾特産のヒスイを中心とした宝石市 MRT板南線忠孝新生駅下車南東へ7分 建国花市: 玉市の隣、土・日・祝日の早朝から夕刻まで MRT木柵線大安駅下車南東へ8分 饒河街(ラォホゥジェ)観光夜市: 台湾で最初に誕生した観光夜市。 台北2大夜市の一つ、レトロな雰囲気が感じられる。品物も豊富。 食べ物だけでなくキャラクターグッズなどのおみやげも売っている。 18:00から深夜まで 直線400mでわかりやすい 最寄り駅は鉄道松山駅 臨江街観光夜市: 食べ物屋の屋台が並ぶ庶民的な夜市 華西街観光夜市: 龍山寺に近い常設の夜市。ゲテものと食べさせる店もこの夜市には多い。(撮影禁止) MRT板南線龍山寺駅下車北西へ6分 士林夜市; 台湾2大夜市の一つ。美食広場は100軒以上の屋台が集まる。付近には工芸品を売る屋台もある MRT淡水線剣潭駅北西へ5分(MRTの最終は23:00) タクシーで、約20−30分。(女性の一人乗りは避けた方がいい) MRT剣潭駅前 師大夜市; 周辺に大学が多いことから若者が多い。こじんまりしている。 MRT新店線、中和線「古亭」駅下車、東南に徒歩約10分 |