大禹嶺 概要 世界で最も高地に位置する茶園があるエリア。 中央山脈に属する山稜。台湾を横断する山岳道路、東西横貫公路の最高点に位置し、標高は2,565m。 一帯は杉、松、檜などの原始林が茂る。冬は雪に包まれ、近くにある合歓山にはスキー場が造られている。 ここでは小規模ながらお茶が栽培されていて、世界で最も高地にある茶園と言われる。 艶のある大きな茶葉で、高山茶独特の清々しい香りが特徴。 高地で作られるお茶は、霧が多く湿度が高い、昼夜の温度差が大きい、日照時間が短いのでゆっくりと生育する、といった理由で非常に甘味が強くなる。 高山茶の産地は標高が高ければ高いほど良いとされて、大禹嶺のお茶は最高級に位置づけられる。 生産量が少なく市場にほとんど出回らないため、「幻のお茶」と呼ばれている。kj |