阿里山 概要 台湾の中央部に位置する山で、台湾最高峰の玉山(3952m)の西方に位置する。 周辺は2,000m級の山々が連なり、国家風景区に指定されている。 ツォウ(鄒)族の酋長アバリがこの山で狩猟を行っていたことからこの名がつけられたと言われる。 一帯は台湾でも有数のヒノキの生育地。 日本統治時代に、伐採された材木の運搬用に嘉義からこの地まで延びる阿里山森林鉄道が敷設された。 現在は旅客輸送が中心で、観光産業に大きく貢献している。 森林鉄道は基本的に1日1往復で、週末には増便されることもある。 嘉義からおよそ3時間ほどで阿里山駅に到着する。ここから先に2本の支線が設けられている。 宿泊施設もある沼平周辺には整備された遊歩道があり、爽快な山歩きが楽しめる。朝夕の雲海が見事だ。 ハイライトは標高2,489mの祝山の頂上で仰ぐご来光。日の出に合わせて支線の列車が運行されている。kj 阿里山森林鉄道; 1911年からアジアが誇る登山鉄道。 ゲージ幅762mmの狭軌の軽便鉄道、最小半径40m 現在はディーゼル機関車が使用されている。 引退した蒸気機関車は途中駅奮起湖駅構内の車庫にあり、見学が自由にできる。 標高差2160m、3時間半かけて登る。 奮起湖駅; 中間駅で標高1517m、駅前(1分)の奮起湖大飯店の駅弁は50年前の丸いアルミの弁当箱と変わらないスタイルで売っている。(100元) 阿里山臨時駅; 祝山へはここから祝山線に乗換えて20分。 改札繰りから階段を上がると展望台。 |