概要
マレー半島の中央部、ケランタン,トレンガヌ,パハンの3州にまたがる,4,000ku以上の広大な面積を占めるタマンネガラ国立公園。
西マレーシア最高峰タハン(2189m)がそびえる。
世界最古の熱帯雨林が生い茂り,その歴史は1億3千万年ともいわれる。
人の手がほとんど入っていない原始のジャングルには,マレー野牛や大シカ,マレーゾウ,マレー・タイガーといった大型動物から猿やコウモリといった小型動物,サイチョウをはじめとする250種もの烏などまで様々な生物が生息している。
タハン川をリバークルーズをしながら川辺の動物ウォッチングを楽しむことができる。
最低2泊する必要がある。7〜8月はかなり混む。


気候
2〜9月は乾期で、雨は比較的少ない。雨具の用意は必要。



アクセス
クアラルンプールからは,タマンヌガラヘ向かうポートの発着所クアラ・テンプリン(Kuala Tembling)まで220km,車で3時間。
バスはクラウンプラザホテル前から1日1便運行。8:45発 RM40
クアラ・テンプリンから普通ボート(12人乗り)でタンプリン川を60km,約3時間遡ったところにタマンヌガラの入り口となる公園本部事務所がある。
クアラ・テンプリンの船着き場近くの窓口でボート代RM25、入園料RM1、カメラ持込料RM5を支払う。



ホテル
タマンヌガラには2つのリゾートホテルがある。
ムティアラ・タマンヌガラ・リゾート Taman Negara Resort
同リゾートは合計200ベッド。東南アジアのジャングル・リゾートとしては最大規模で欧米,近隣諸国からの旅行者が多い。
バンガロー・タイプの客室の場合,空調,シャワー(温・冷水),冷醜テレビなどを完備し,バスローブも用意されている。
Tel;09-266-3500 Fax;09-266-1500

ヌサ・ホリデイ・ビレッジ
KL事務所;Tel;03-4042-9369, Fax;03-4045-1369



アクティビティー
タマンヌガラではジャングルトレッキングをはじめ,地上30mに架けられた吊り橋式の樹上観察路(キャノピーウォーク)から熱帯雨林を観察したり,公園内を流れる川でリバーラフイングなどにもトライできる。

ツアー
ホテルに到着する前に、クアラルンプール滞在中にムティアラ・タマン・ヌガラのKL事務所でツアーを申し込んでおくといい。
KL事務所;
アンタラバンサ・コンプレックス内Antarabangsa Kompleks
Tel;03-2145-5585 Fax;03-2145-1500

夜のジャングル動物観察
夜になると,動物がミネラル補給のために集まってくるポイントがあり,ここで夜行性動物を観察できる。

洞窟探索
タマンヌヌガラリゾートから3km〜20kmの範囲に,耳の形をした“Ear Cave”など3つの洞窟があり,洞窟探索に挑戦できる。

キャノピーウオーク
巨大な樹木の幹と幹の間を利用して,地上30mの位置に,吊り橋式のキャノピー・ウォークが架けられている。全長500mのキャノピー・ウォークからは,通常では見ることのできない熱帯雨林の様子を観察できる.タマンヌガラ・リゾートからも1.2kmと手頃な距離。

先住民の集落訪問;
パテック族と呼ばれる熱帯雨林の先住民の部落を訪問することができる。ジャングル・トレッキングの途中に組み込んだり,川からリバー・クルーズで立ち寄ることも可能。

ジャングルの滝の急流下り(水着で)
テンペリン川のど7つの急流ポイントを体験する。

ジャングルの滝で水遊び
タマンヌガラ・リゾートから2時間半ほどの距離。ジャングルを流れる川を遡った場所にあるアバイ滝(Abai Waterfall)が水着で楽しめる。
カヌー、ラフティングなども楽しめる。