概要 サラワク州の州都・クチンから北へ450kmほど、大小いくつかの洞窟群を含む国立公園。世界最大級の石灰岩の洞窟が見どころ。 動植物: 園内には石灰質の土壌に典型的な植物が見られるほか、熱帯らしく色鮮やかなホーンビル(サイチョウ)、ひよどりなどの鳥も頻繁に見かける。 また森には、夜行性のワシミミズクや、洞窟内では巨大なキクガシラコウモリが見られる。 洞窟探検: 洞窟へは一部に板橋をはった遊歩道を利用できる。 中でもグレート・ケイブは東南アジア最古の人類の発見と有史以前の遺跡から、考古学的に非常に重要視されている洞窟である。 この遺跡の存在は、この地域で4万年も前に人類が活動していたことを示しており、1,000年以上前に描かれた壁画は大きな見所となっている。 ツバメの巣の採集:通常8月〜12月、1月〜3月にかけて行われる。 採集者が長いはしごを上って洞窟の上部にある巣にようやく手が届くもので、その様子は大変興味深いものである。 アクセス クアラルンプール、コタキナバル、クチンからそれぞれマレーシア航空国内線がサラワク州北西部の町・ミリ Miriへ就航している。 ミリから陸路2時間でバトゥ・ニアに到着する。ここから公園本部まではボートですぐ。 宿泊: 園内にはホステル、ロッジ、シャレーやキャンプ場がある。 |