概要 かつて海のシルクロードを支えた古都で、ヨーロッパの影響を色濃く残す歴史都市。 15世紀に興ったマレー王国の首都として栄え、東西貿易の拠点となっていた。 マラッカ海峡に臨むマラッカの地理的な優位性と富を求めて、ポルトガル、オランダ、英国など当時のヨーロッパの列強国が400年以上の間支配し、次々とそれぞれの文化を持ち込み、それらが混ざり合ったため、マラッカには重層的な歴史遺産が残り、世界のどこにもみられないエキゾチックな雰囲気を醸し出している。 2008年に世界文化遺産に登録されている。 キリスト教会や、この地での滞在のあと日本への布教の旅にでた宣教師ザビエル像を中心とする歴史地区に隣接するアンティーク街には東洋の骨董品や陶磁器、最近ではアロマキャンドルやアジアン雑貨を扱うショップも増えている。 シンガポールやクアラルンプールからの日帰り観光スポットとして人気がある。 アクセス バス: 高速道路が整備され、 クアラルンプールから2〜3時間 ジョホール・バルから4時間 クアラルンプールのバスターミナルより30分間隔程度で高速バスが運行している。約2時間 タクシー利用: 市内の流しのタクシーは、オンボロ車が多いので、これでマラッカまではきつい。 ホテルや空港のタクシーカウンターで手配してもらうと、いわゆるハイヤータイプの車が用意される。マラッカの観光と往復を含め、終日利用がおすすめだ。 これなら片道2時間で行くことができる。 KLIA(クアラルンプール国際空港)から 高速道路を利用してバス・車:タクシーで約2時間。 鉄道: セントラルクアラルンプール駅からKTMで最寄りのタンピン駅まで。約2時間。 タンピン駅からタクシーで約1時間。 市街地 マラッカ川: マラッカの街中を抜けてマラッカ海峡に注ぐマラッカ川から、旧市街の裏側を垣間見ることができる。 川に背を向けるようにして立っている家々は、表側から見るのとはまた違った風情を漂わせている。 毎日リバーボート・ツアーが催行され、「スタダイス」の向かい側にあるツーリスト・オフィス脇の船着き場から出発する。45分間。 見どころ スタダイス; 東南アジア最古のオランダ建築 1641年に建てられたオランダ総督の住居で、現在は「マラッカ歴史博物館」となっている。 博物館には、マレー王国の時代に始まり、ポルトガル、オランダの植民地時代を経て、英国占領時代、日本軍の進駐時代、そしてマレーシア連邦の一員として独立を勝ち取るまでの独立に至るマラッカの歴史が豊富な展示物で紹介されている。 また「スタダイス」に隣接する時計塔と噴水は、英ビクトリア女王に捧げるために1904年に作られたもので、記念撮影の定番スポットになっている。 月曜日休館 セント・ポール教会; 日本に布教に来たフランチェスコ・ザビエ ルの像が立つ セント・ジョーンズ砦; ポルトガル・スクエア; 街の中心部から5kmほど東寄りにあるポルトガル系市民が生活する村の広場。 ポルトガル料理のレストランが多く、毎週土曜日には観光客向けの民族舞踊も披露されている。 キリスト教会 : 「スタダイス」と同じ一画にあるオランダ建築の代表例とされる木造のプロテスタント教会(1753年完成)。 ピンク色の壁に映える純白の十字架がかかり、高さ30mの教会の天井の梁は、繋ぎ目のない一本の木を使い、組み合わせにも釘を一本も使っていないという高度な建築手法が用いられている。 月曜・祝日休館 サンチャゴ砦 : マラッカの領有を巡ってオランダと戦ったポルトガルが1511年に築いた砦で、地元では「ア・ファモサ( A Famosa)」とも呼ばれている。 防壁は19世紀に英国により取り壊されましたが、石造りの門だけはかつての姿をとどめている。 セント・ポール教会 : サンチャゴ砦の背後の丘に建つ教会。 1521年に建てられた当時は礼拝堂だったが、オランダ占領後「セント・ポール教会」と名付けられた。 丘の上には日本人にもお馴染みの宣教師フランシスコ・ザビエルの像がある。 ザビエルの遺体は一時期、この丘の上の墓地に安置されていたが、1553年にインドのゴアに移送され、現在はザビエルの像が、彼とマラッカの繋がりを示しているだけとなっている。 マラッカ独立宣言記念館 : もとは英国人専用の「マラッカ・クラブ」の建物として1912年に建てられた。 マレーシアが独立を果たした1956年に初代首相のトゥンク・アブドゥル・ラーマン・プトラ・ハジは、ここで独立を宣言する文書を読み上げた。 館内には、マレーシア独立時の記念すべき数々の出来事や節目の出来事に関する文書資料や写真資料が展示され、英国と交わした条約の写しや、会議議事録、新聞の切抜きなどを閲覧できる。 <開館> 9:00-18:00 但し金曜日の12:45-14:45はクローズ 月曜休館、入場無料 マラッカ・スルタン王宮 : セント・ポールの丘の麓、独立記念館の向かい側にあり、かつてのマラッカのスルタンの王宮を歴史書の記述をもとに再現された木造建築。内部はマラッカ文化博物館となっている。 月曜休館 マコタ・パレード 1995年にオープンした大型ショッピングモール。 地元の大手デパート「パークソン・グランド」をメイン・テナントとし数多くのショップが出店しており、取扱い商品も豊富です。レストラン街、ゲームセンター、映画館、ホテルも併設されている。 カンポン・フル・モスク : 1728年に建てられたマレーシア最古のモスク。 マラッカ独特のモスク建築として貴重な存在。 チェン・フーテン寺院 マレーシア最古の中国寺院で、1646年に建築材料は全て中国から運んで完成されたといわれている セント・ピーター教会 1710年にポルトガル人が建てた教会です。東西の建築様式が混在しており、東西文化の交差点マラッカならではの建造物ともいえる。 ハン・リー・ポーの井戸 : 別名「スルタンの井戸」とも呼ばれ、ブキッ・チナ(中国の丘)にある。 ブキッ・チナは中国本国以外では最も規模が大きい中国人墓地。 井戸の名の由来となったハン・リー・ポーは、中国皇帝の意向でマラッカのスルタンに嫁がされた王女で、彼女が毎日この水を飲んだことから井戸の名が付けられた。 「この井戸の水を飲んだ者は必ず再びマラッカに戻ってくる」との言い伝えがある。 マラッカの日本レストラン 勘八 KAMPACHI REST.MELAKA Hotel Equatorial Melaka, Leve 12,Jalan Bandar Hilir,75000 Melaka. Tel:06−282-8333(Ext3210) Fax:06-286-1261 |