概要 サバ州の玄関口、コタキナバルの愛称はKK。 第2次世界大戦でその大部分が破壊され、-人口約200万人、30を超える民族と80以上の方言。仲良く暮らしそれぞれの伝統文化や風習を守り伝えている。 サバ州では人口のおよそ17%が先住民のひとつであるバチャウ族が占めている。 海洋民族バチャウ族は水上生活を基本としている。ボルネオ島のすぐ北側に点在するフィリピンの島々からやってきた人たちで、過去300年以上海の上に住み続けている。 祈りの場も海の上に作られている。 マレーシア政府から様々な庇護を受けているバチャウ族だが、彼らは海の上の生活を捨てようとしない。海洋民族の誇りなのだろうか。 コタキナバルの近代史はイギリスの植民地となった1881年に始まる。 それまでは熱帯の木々が生い茂るのどかな土地であった。 1957年のマラヤ建都成立を受けてイギリス植民地からの独立の機運が高まり、1963年サバ州はサラワク州、シンガポールとともにマレーシアへの参加を宣言した。 市内にある独立のアーチはその時に市民によって建てられたものである。 19世紀以来のイギリス統治時代にジェセルトンJesseltonと名づけられていた町は、第2次世界大戦で進行してきた日本軍と連合軍の激しい戦の舞台となり、町は壊滅的被害を受けた。 戦災を免れた建物はわずか3つで、その一つがサバ州ツーリストオフィスSabah Tourism Boardとして今も使われている。 現在はモダンな街として開発され繁栄している。 コタキナバルの人たちは挨拶を交わすときに胸に手を当てて心をこめての意を表す特徴がある。Qmz アクセス 直行便; マレーシア航空MH約6時間。 成田と関西空港からそれぞれ週2回マレーシア航空MH直行便が運航。 成田発;月・木曜 関空発;火・金曜 クアラルンプール経由; マレーシア航空MH 成田発;毎日 関空発;火・金除く毎日 香港経由;キャセイ・パシフィック航空CX 成田・関空・中部発;毎日 CX キャセイパシフィック CathayPacific CX 香港 http://www.cathaypacific.com/《英語》 http://www.cathaypacific.com/jp/《日本語》 ソウルICN経由;大韓航空KE、アシアナ航空 成田・関空・中部・福岡発;毎日 その他両航空便の発着する日本国内の地方空発もできる。 大韓航空 (Korean Air KE 韓国 http://www.koreanair.com/ http://www.koreanair.co.jp/ アシアナ航空 Asiana Airlines OZ 韓国 http://jp.flyasiana.com/Global/JP/ja/index http://www.asiana.co.jp/ クアラルンプールからは国内線が毎日15便以上就航、所要時間は2時間半。 Air AsiaがKUL-LCCから1日10便ある www.airasia.com サバ州各地へは、サンダカン、ラハ・ダトゥ、タワウなど州内各地へはコタキナバルから航空便が就航 空港 コタキナバル空港 Kota Kinabalu (BKI) 市内の南西約8km 空港から市内へは、タクシーでRM13〜16、約30分。到着ロビー内のTAXIデスクでクーポンウィ購入する。ぼられることがなく安心。 交通機関 州内の長距離バス; のりば;トゥンク・アブドゥル・ラーマン通りJl.Tunku Abdul Rahman キナバル公園方面はラウナ行き ボート; のりば;税関事務所エリア内 Sabah Port Authority ラブアン島、サビ島、マヌカン島、ガヤ島など タクシー; タクシー乗り場やホテル前に待機している。メーターは付いているが、ほとんど交渉してから乗り込む。 市内の様子 (マーケット) ガヤ・ストリート Gaya Street コタキナバルのメイン・ストリート。 毎週日曜の朝は歩行者天国となり、朝市が開かれる。 セントラルマーケット / フィリピンマーケット Central Market / Philippine Market 市内中心部の海側に建つセントラルマーケットは、1階に野菜や魚、果物などが売られ、2階は屋台街になっている。隣接するフィリピンマーケットでは貝殻や真珠製品や木工品などの民芸品が並んでいる。 ナイトマーケット Night Markets 中心部のカンポン・アイル地区、フィリピンマーケットよりさらに西側のアンジュン・センジャ、タンジュンアルのビーチストリートなどに点在する。 (ショッピングセンター) センター・ポイントCenter Point コタキナバルで最も人気のショッピングセンター KKプラザ ウィスマ・ムルデカWisma Merdeka 庶民派デパート ワワサン・プラザWawasan Plaza カラムンシン・コンプレックスKaramunsing Complex 見どころ サバ州立博物館 Sabah State Museum イギリス統治時代の総督邸跡に建てられた博物館。 本館にはサバ州内の先住民族の衣装や楽器などの展示。 文化村には先住民族の伝統的な家屋や、客家(中国系)の家屋などが再現されている。 9:00−17:00(休館:金曜、5月1日) RM5、子供無料 TEL;088−253199 イスラム文明博物館; 2002年にオープンした新しい博物館。 6つのギャラリーにイスラム教の由来やサバ州のイスラムなどに関する資料の展示。 9:00−17:00(休館:金曜、5月1日) 入場料;RM5、子供無料 TEL;088−538227 アトキンソン時計塔 1905年に建てられたもの。 標高157mに建てられた時計塔の明かりは港を行き交う船の目印となっていた。 リッカースモスク キナバル山を背景に臨む海岸に建つサバ州最大のモスク。 海から水を引いた池がモスクの周囲を囲む。浅瀬になった池はバチャウ族の人たちにとって絶好の漁場になっている。 堂々とそびえる4基のミナレットがこのモスクの権威を象徴している。 サバ州立モスク リッカースモスクより20年前に建てられたもの。 18金のメッキを施した外観は伝統と現代性を融合した優雅なイスラム建築の様相を呈している。 オーストラリア・プレイス(コピティアム博物館): 第2次世界大戦中の連合軍のオーストラリア基地が設けられていた場所。 ここには世界中からバックパッカーが集まる。 この中にコピティア博物館がある。 歴史という事実を風化させないために、ボルネオでの戦いを記録した資料が展示されている。 中心になる標識にやさしいポエムPoemに込められた戦争へのレジスタンスが記されている。 「ほんの昨日まで、ほほを赤く染めた少年だったお前、高校を出て人生はこれからだった。棺にはいって戻ったお前とお墓で合うなんて、私のかわいい息子よ。おまえはすっとあの少年の姿のままだね。」(戦争に捧げる詩"Too Young"より 近郊 トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園; Tunku Abudul Rahman Marine Park; コタキナバルからボートで15分ほどの沖合いに浮かぶ透明度の高い5つの美しい島々島がある。国立公園に指定されている。これらのいくつかを巡るアイランドホッピングツアーは人気アクティビティのひとつ。 スノーケリング、ダイビング、シーウォーキングなども楽しめる。 リゾートホテルのある島もある。 (アクセス) 税関事務所エリア内 Sabah Port Authority奥の桟橋から数社のボートが各島へ運航されている。 定員12名だが、7人いれば出発する。同じ船に乗り合わせた仲間同士で出迎えの時間を決めてその時間にピックアップに来てもらう。 2島、3島4島巡りもある。チャーターは7人分がチャージされる。 サビ島 マヌカン島 (ホテル) マヌカン・アイランド・リゾート ガヤ島 (ホテル) ガヤ・アイランド・リゾート マムティク島 スルグ島 |