概要 モルディブの首都、北マーレ環礁の南端にある島。 世界で最も小さな首都の一つだ。 国際空港のある島で日本を含め海外からの航空便はすべてこのマーレの空港に到着する。 各リゾート地へは空港に隣接する桟橋からボートに乗り換えて目的のリゾート地へ行く。マーレから遠い環礁へは水上機などの小型機が就航している。 モルディブの人口の3分の1にあたる105000人がここマーレに住んでおり、世界一過密都市とも言われている。 国内のどの島とも違って、マーレは高層ビルと舗装道路のある街。 行政の庁舎があり、商店やオフィスがあるところは賑やかで比較的清潔だ。 一方、昔からのたたずまいの商店が建ち並ぶ旧ショッピングエリアでは人でごつたがえしている。道は狭く、車一台が通り抜けるのにも苦労する。 静かなリゾート地と違ってマーレは車やバイクの騒音が終日絶えない。 マーレにはビ−チがない。町は防波壌が取り囲んでいる。 南西港まで続く防波堤沿いに人工ビーチが新しく造られ、地元に人たちのジョギングエリアとなっている。 多くのメインストリートには緑豊かな大きな木々がアーチ状に並び、強い日差しを遮るように連なっている。 に大通りを覆うようにして涼しさを与えている。 空 港 マレ国際空港(Male International Airport)(フルレ):コードMLE 空港到着して通関後んまっすぐ進むと、航空機で行く地域の水上飛行機のチェックインカウンターがある。 右に進むと、マーレタウンへの船のりば。 ドーニと呼ばれる素朴な小型の乗合船が頻繁に発着している。 所要時間は10分。US$1.00、船内で支払う。 国際線で夜間に到着する場合には、昼間しか飛ばない水上飛行機はないので、空港はずれのトランジットホテルに宿泊する。バスで送迎。 マーレの交通機関 タクシー 安いので観光にチャーターするといい。 運賃は政府によって上限が決められており、4名以下の片道乗車料金は15ルフィヤ。 うしろのトランクに荷物を入れると一つあたリ5ルフィヤ。夜12時から朝6時までは深夜料金になり、20ルフィヤにあがる。 チャーター料金は1時間85ルフィヤ。 見どころ ジュムフーリー・マイダーン Jumhooree Maidhaan 1989年、マーレの北岸沿いに造られたこの広場はリラックスする為に人が集まる場として最も人気の高い場所の一つ。 広場の西端にはいつも空高く国旗がかかげられている。 イスラーミック・センター Islamic Centre 最も有名で、マーレの目印となる建物は1984年11月に開館した3階建てのイスラーミックセンター。 センターの壮大なモスク、「マスジドゥツスルタンモハメドタクルファーヌルアウザム」は5000人以上礼拝者を収容する事ができるモルディブ最大のモスク。光り輝く金のドームは、美しい木彫り装飾ざれた内壁や、アラビア文字書道は一層目立っている。 また、センターは図書館や会議場としても活躍している。 フクル・ミスキー Hukuru Miskiiy フクルミスキー、もしくは金曜モスクは1656年、イブラヒイムイスカンダル1世と言う王様の在位期間中に建てられた。 モスクの内壁と外壁は珊瑚で作られ、アラビア文字の素敵な彫刻がされている。 屋根、窓枠、扉はチークウッド、赤白檀、アメリカ杉などの色々な種類の木材が使われている。 モスクの内部には、多数の美しい珊瑚の彫刻や塗りがあり、天井の一部として一層目立つドームが作られている。 モスクの境内には歴史上の王、英雄、貴族の墓石などがある。 ムリー・アーゲ 元大統領宮邸であったムリーアーゲは、第一次世界大戦以前にサルタン・シャムシュツディーン3世が彼の息子の為に建てたもの。 その王と息子が1936年5月に追放された後まもなく、ムリー・アーゲは政府の所有物とする宣言がなされた。その次の政府もオフィスコンプレックスとして使うことを公式に決めた。 1953年モルディブが共和国になった後、ムリー・アーゲは大統領公式住居となり、1986年改名され大統領宮邸となった。 メドゥジャーライ 金曜モスクの反対側にはメドゥジヤーライと言うアブルバラカートウ・ユウスファル・パルバリーの墓地がある。彼は1153年にモルディブをイスラム教に改宗した人物と信じられている。 大統領官邸(ティームゲ) Thee−Muge 伝統的な重々しさと現代性を組み合わせて設計、建築されている。 外からは、手入れの行き届いた草花で飾られた中庭と2組の縦溝彫りの円柱で支えられた広々とした正面ポーチを見ることができる。 1994年に新しい大統領官邸ティームゲが完成し、建物がふたつ存在する。 サルタンパーク&国立博物館 Sultan Park & National Museum モルディブは共和制から王制になり、また共和制に戻つたのは、わずか16年(1953年から1968年)の内に起こつた出来事。 王宮は取り壊されたが3階建ての建物と公園は残され、現在知られているサルタンパークと変えられた。 公園の中の建物は現在では国立博物館として活躍している。 1952年11月19日に開館したこの博物館にはイスラム教に改宗する以前の石仏、王のかご、王座、王室の日傘、衣裳、硬貨、装飾品、武器、珊瑚の彫刻物、コーランの縮図などが展示されている。 魚市場 マーレに水揚げされた魚はすべてここで売買される。 朝は比較的静かだが、ドーニが到着する午後には一気に活気が出てくる。 午後の早い時間からたくさんの人が市場のまわりに集まり始め、値段を交渉する。 モルディブ人は毎日新鮮な魚を家庭用に買うのが習慣で、魚市場を訪れるのが、日課となっている人も多い。魚をさばいてもらうため並んで待つ。 夜7時ごろにはタイル張りの床は洗浄、殺菌され、一日の喧騒の跡がすべてきれいに流される。 ローカル・マーケット ローカル・マ∬ケットにはたくさんの店が連なり、地元で作られたものを売っている。 ここは地元の果物や手作りのお菓子が試食できる場所となっている。 バナナの房が屋根から垂れ下がり、ココナッツが床を埋めつくす。 カウンターにはマンゴー、グァバ、ライム、かぼちゃ、その他地元でとれる野菜や果物がきれいに並べてある。 棚にはバナナチップス、揚げたパンの実など、いろし、ろな手作りのお菓子が入つた袋や瓶が並んでいる。 ホテル マーレのホテルはほとんどビジネスマンか商人が利用する。 リゾート地によっては朝早いフライトに間に合わないため、トランジットに1泊することがある。 各国からのフライトが到着すると、空港からそのまま船や水上機、小型機で目的のリゾート地へ乗り継いで行く。 島への小型機は有視界飛行で夜間は運行できないものがあり、その場合にはマーレでの宿泊をしなければならない。 マーレのホテル |