韓国の陶磁器 ;

利川(イチョン)、驪州(ヨジュ)、光州(クァンジュ)、丹陽(タミャン)、聞慶(ムンギョン)、河東(ハドン)、唐津(カンジン)、扶安(ブアン)などが陶芸の盛んな場所。
利川は陶磁器村として有名で約80余りの業者の窯元が集中している。
観光客は製作過程を見学できる。

陶磁器の種類

青磁
青磁は表面が淡い青色をした磁器のこと。これは鉄分が含まれた釉薬を塗り色を出したもので、その陶磁珍貴重とされていた玉の色を表現したもの。青磁は淡い青い色(翡色)と、繊細な文様、整った形が主な特徴で、当時華やかだった貴族の文化を反映しており、永遠の世に対する憧憬として雲や鶴、池、ヤナギなどが描かれていることが多くある。

白磁
白磁は白色の地の上に透明な釉薬を塗って焼いたもの。この白磁は高麗初期から青磁と共に作られていたが、朝鮮時代に入り全盛期を迎えた。白磁は基本的に白が基本だすが、青や乳白色が加えられることも。高麗時代の青磁が貴族文化の華やかさを反映したものだとすると、白磁は朝鮮時代貴族の高潔な精神と規律制を表したといわれている。龍、牡丹、松、梅、鶴などが絵柄として使われることが多い。

粉青沙器(プンチョンサギ)
粉青沙器は灰色がかった青色を基本に地に模様を入れたり白粘土で塗った後に彫って絵を入れたりするもの。高麗青磁のような洗練された美しさはないが、素朴で自由な発想に基づいた模様が和やかさを感じさせます。魚や花などをモチーフにする作品が多く見られる。

甕器(オンギ)
甕器は土で形作った後釉薬を塗り約1100-1200℃で焼いた甕のこと。古くから味噌やキムチ、しょうゆなどを醸造・保存するための甕として使われ、「ドク」と呼ばれている。~
伝統音楽 伝統音楽に使われる楽器は約100種類ある。