概要
ヒマラヤ第1の避暑地。 カシミールの州都
カシミールの渓谷の中心に位置する町。
過ごしやすい気候と風光明媚な景観を持つシュリナガルは、インド独立後から開発が進められ、世界各地から観光客が訪れるようになった。

スリナガルという名の由来は「美しい町」。
紀元前3世紀のアショカ王の時代が起源。6世紀にはヒンドゥ王朝によって現在の街の原型が造られたとされる。
14世紀以降はイスラム王朝の支配を受け、モスクや庭園が築かれた。その遺構は現在も見ることができる。
しかし、パキスタン国境に近いこの地域では、カシミール地方とパキスタンとの併合をはかる過激派の活動も活発で、度々銃撃戦やテロ行為も発生。そのため、日本の外務省もカシミール地方のラダック地域を除く地域(シュリナガルが含まれる)について「渡航延期勧告」、さらにシュリナガルの北部、東部に迫る管理ラインについては「退避勧告」を発令している(2008年7月現在)。kbt