概要
エジプト文明、メソポタミア文明、黄河文明と並ぶ世界四大文明のひとつで、紀元前2世紀頃、インダス川流域に興ったインダス文明の都市であったところ。
インド北西部のグジャラート州に位置している。

インダス文明発展のもととなった海上交易の拠点として開かれた。
遺跡のすべては発掘されていないものの、インダス文明の最盛期から後半にかけ機能していたもので、500人くらいの人々が生活していたとみられている。

正方形に近い形をした周壁に囲まれた7ヘクタールほどの遺跡にはビーズの工房跡や炉が残され、下水道も整備されていた。

また「ドッグ」と呼ばれる長さ200m以上にも及ぶレンガ造りの港が発見されており、当時すでに貿易船が往来していたことを裏付けるものとして注目されている。kbt