概要
ゴラクプールから東へおよそ55km。ブッダ入滅の地。
サールナートで説法を始めて以来、ブッダは四十年余りにわたりインド各地を旅して教えを説いた。そして、サールナートで死期を悟ったブッダは、修行者たちに最期の言葉を残して横たわり、帰らぬ人となった。

ブッダが横たわった場所には涅槃堂が建てられ、中には大きな涅槃像が置かれている。これはは5世紀に僧侶によってマトゥラーから運ばれたもので、仏教徒にとってたいへん神聖なものに位置づけられている。その先には、ブッダが最期の説法をした場所の跡や、10世紀のブッダの青岩像を祀ったマタ・クンワール寺院などが点在する。

ブッダが火葬され、その遺骨が八等分された川辺には、ラマバール・ストゥーパが建てられている。Kbt