概要 ジャイプールの南西、アン・サーガル湖畔に位置する町。 車で30分ほどのところにあるヒンドゥ教の聖地プシュカルへのゲートウェイであると同時に、この町はイスラム教の巡礼地でもある。 活気に溢れた街にはイスラム様式の建築が立ち並び、行き交う人々もムスリム・スタイル。 ペルシャから布教に訪れたイスラム教の聖者クワージャー・ムイヌッディーン・チシュティは、1236年にここアジメールで亡くなった。 その後も教団は発展し、ムガル帝国時代には皇帝の庇護の下、アジメールは聖地として権威を高めていった。旧市街の中心にある「ダルガー」は彼を祀った廟で、イスラム教徒にとってはインドで最も神聖な場所とされている。 聖者の命日に行われるウルスの祭りには、国内各地から多くの巡礼者が訪れる。kbt |