杭州湾海上大橋(Hangzhouwan Kuahai Daqiao)

概要

2008年5月1日に嘉興市海塩と寧波市慈渓を結ぶ全長35,673mの世界最長の海上橋が開通。

長さでは現在のところ米国ニューオリンズ郊外ポンチャートレイン湖コーズウェイ(38.4km)。杭州湾に浮かぶ洋山深水港と上海市とを結ぶ東海大橋 (32.5km)に次いで世界第3位となる。

自動車専用の6車線で、最高速度は100km/h

上海と寧波への道程が250kmに短縮された。

普通車の通行料金は80元。

開通当初は景色を見るために徐行運転や駐車したりする車が多く、大渋滞が発生して追突事故が多発した。

この橋の開通により、上海・寧波間の高速バスが鉄道より時間短縮される。

上海南駅の長距離バスターミナルと寧波間はこれまでより1時間半ほど短縮の2時間半で結ばれることになる。

上海・寧波間の料金は90元。上海南駅では寧波行き1日35本、ほぼ30分おきに運行されている。また、寧波行きバス専用の待合室も設置されている。

上海から杭州湾大橋見学定期観光バスも運行を開始している。
Aコースの場合、杭州大橋を経由して寧波まで往復し、Bコースの場合、大橋生態農園まで往復するいずれも日帰りコース。価格は150元~100元程度。

上海と浙江省東南部と江蘇省南部との距離も短くなり、紹興、蘇州、無錫、常州などへの間の距離も200km以上短縮された。