臨ショウ.(りんしょう/ Linzhang)

概要

河北省邯鄲市の管轄になる
三国時代、魏の曹操が都をおいたのがこの地であった。それだけに魏に関わる遺跡が多い。


見どころ

キョウ城三台遺跡(ぎょうじょうさんだいいせき)
キョウ城は春秋時代・斉の桓公の時代に建てられたのが始めとなる。
三国時代、後漢代末期に曹操が袁紹に敗れてから都城とし、銅雀・金鳳・冰井の3つの台を築いたことから、村の名前として残っているが、現存するのは銅雀、金鳳の二台の基のみである。臨からバスで三台で下車、

銅雀台(どうじゃくだい)
曹操が子の曹丕、のちの魏の文帝を登らせて賦を作らせたところとされる。

金鳳台(きんぽうだい)
銅雀台の約100m離れた所にある。

冰井台(ひょうせいだい)
台上に氷を貯蔵する井戸があった。

曹操栓馬(天下第一柏)
高さ22.5m、周囲5.6m、樹齢1,000年以上の柏の巨木
皇帝や王が自ら農耕を行う籍田や閲兵儀式、水軍の訓練した玄武池があった地で、曹操は毎回訪れるたびに、この樹に馬をつなぎ止めたとされる。
三国時代にあったとすれば樹齢は1,800年以上になる。
城三台遺跡から約4km先になる。

曹奐墓
曹操の孫で燕王曹宇の子、魏最後の皇帝・元帝曹奐の墓。
天下第一柏より南東約2km
現在、南北長64m、東西長51m、高さ4.6mの封土だけで。周囲は耕地となっていて、墓の煉瓦などが散乱している。最近建てられた墓前の祠があるだけのもの。