永定(えいてい/Yngding)
概要
行政上は龍岩市管轄で、総面積2216k㎡、人口47万人の小さいな街。
客家土楼の中でもっとも規模が大きい。
その数はこの地域一帯に約2万以上存在するとも言われている。
見どころ(洪坑村)
永定のなかでも内部の構造や美しさから洪坑村にある約30の土楼が、最も見応えがある。「永定客家土楼民俗文化村」として整備されていて、外国人観光客の宿泊所になっているところもある。
承啓楼
福建省を代表する土楼の一つ
面積5376㎡、直径は73m、外壁の円周は229mで、規模とその美しさから「円楼王さま」とも称され、1986年にはその全体図が中国の1元切手のデザインに採用されている。
承啓楼は、この地に暮らしていた江集成によって1709年に着工された円楼で、外壁になっている建物が4階建て、さらに中にも二重に円楼が建てられ、中心に祖堂が配置されている。
振成楼
面積5000㎡の敷地に建つ二重円の円楼で、全体は一庁二井三門四梯をもつ対称構造体となっている。
外輪部は主楼と呼ばれ、内円部は議事大庁を中心に配置した2階建てで1917年に建造された。
如昇楼
現在永定県内で確認された士楼の中で最も小さい。
3階建て、直径17m、部屋の数16。
主に渓流の畔に建てられている。
福裕楼
総面積7000㎡を誇る永定県最大の府第式方型土楼。
円形ではないところが他と異なる。
林仕栄という鍛冶師と徳山、仲山、仁山という3人の息子たちが財を投じて1880年に建てたもの。
見どころ(初渓村)
集慶楼
各戸ごとに階段がついた珍しい作りになっている。