霞 浦 (かほ/Xiapu/シャープー)
概要
赤岸鎮の海岸に804年8月10日に日本を出港した第18次遣唐使船の四隻の船団のうち大使藤原葛野麻呂の乗った第一船が、35日の漂流の末、小島の間を抜けながら、たどり着いた。
そこに留学僧として同乗していたのが真言密教を求めるため大陸に渡る弘法大師空海である。
この船団の第2船には天台宗の最澄が乗っっていたが、無事に寧波に着いている。
ちなみに、第三船は日本出航後間もなく遭難し、第四船は行方不明になったと記録されている。
現在は海岸近くの水田地帯の中に埋もれるように空海漂着記念碑が建っている。
最近、近くに日本の支援で空海大師紀念堂が完成しており、日本からの真言宗の僧侶の巡礼団も少ないくない。
福州から北約270km、