華 安 (かあん/Hua'n)

概要

南靖県の東北に位置する個性豊かな土楼の里。

客家土楼の数は永定、南靖には及ばないが、特徴ある土楼が集まる地域である。


見どころ

ニ宜楼(にぎろう)
山都鎮にある
直径71.2mの大型円楼で1770年の建築。
福建でもっとも優れた土楼建築と評価され、「土楼の王」とよばれる。
共同階段や回廊をもたない福建人の円楼様式に、隠し通路を付けカロえ、各室のプライバシーを保ちながらも楼の防衛能力は損なわれていない。

斉雲楼
沙県鎮にある。
現存する最古の円楼。
明代の1590年の建造。
円楼の一種だが、正確には長径74m、短径64mの楕円形。
かつては郭一族200余人が暮らしていたが、現在は廃墟で外観しか見ることができない。