ラバト Rabat
概要
モロッコの首都。カサブランカの北東約100km。北東に隣接する町サレと合わせ、人口約200万人を擁するモロッコで第2の規模の都市となっている。
緑豊かな行政都市、ガーデンシティといわれていて、海沿いで、緑が多くてきれいな街 この地域には紀元前3世紀頃から集落が造られ、1世紀にはローマ人が進出して町を建設した。
3世紀頃からベルベル人の勢力が及ぶようになり、10世紀にブー・レグレグ川の東岸にサレの町が造られると、現在ラバトのある西岸には城塞が築かれた。12世紀後半にはムワッヒド朝によりラバトは堅牢な塁壁で固められ、スペイン攻略の拠点となっている。しかし、まもなくラバトの地位は衰退し、繁栄はフェズに移行した。
一時は人口が激減したが、レコンキスタでイベリア半島を追われたムスリムが大挙して移り住むようになると、街は活気を取り戻した。1627年、ラバトとサレはブー・レグレグ国を結成し、他の権力の制約を受けずに海賊船の拠点として繁栄した。アラウィー朝がモロッコを統一した後も、19世紀前半まで海賊の勢力は衰えなかった。
1912年のフェズ条約の際に首都がフェズからラバトに移され、独立後も引き続き首都として機能している。
ブー・レグレグ川西岸の河口付近に、城壁に囲まれた旧市街がある。
河畔には今は博物館になっている17世紀末のムーレイ・イスマイルの居城が佇んでいる。
旧市街の南側がムハンマド5世通りを中心とした新市街。国会議事堂や各国大使館の多くがこのエリアにある。Qkj
空港
サレ空港(RBA)
交通機関
長距離バスターミナルは、市街から離れている。プチタクシーが旅行者にはおすすめ。
見どころ
ハッサンの塔とムハンマド5世の霊廟
ハッサンの塔は未完成建築。
フランスからの独立を勝ち取ったムハンマド5世の霊廟と同じ敷地内にある。
ウダイヤのカスバ
迷路のようになっており、地元のガイドを頼んで案内してもらわないと危険だ。
メディナ