エル・ラシディア Er Rachidia

概要

モロッコ内陸部の交通の要衝。西方のワルザザートへ続くカスバ街道の東の玄関口にあたる。

南方のエルフードの先に広がるサハラ砂漠へのルートの前線基地ともなっている。
北へ向かう街道はミデルトを経て、メクネス、フェズに至る。

ダカール・ラリーのチェックポイントにもなっていた。

ズィズ川沿いに開けた街並みは比較的整然としていて、随所に木々の緑が配されている。
オアシスの町の雰囲気が漂い、砂漠への旅の前にひと息つけるところだ。
街の中心部には国内各地へ向かうバスや長距離用の乗り合いタクシーの乗り場があり、この町の重要性を認識させられる。

エル・ラシディアは砂漠地域との交易の場でもある。町外れに露天の市が立ち、賑わいを見せている。kj